招きづくしだ、東大すぐ近く。駒場東大前『宮川・駒場支店』(うなぎ/京王井の頭線駒場東大前) | ご近所の魔境《ここは店主さんの王国》

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料理のサンプルが並ぶ飲食店のウィンドウ。そこはサンプル以外に人形ガラクタ、店主さんの自慢のコレクション。時には理解しがたいものが飾られている。あなたの近所にもあるかもしれない、店主さんの王国をご紹介しよう。

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       《うな重(お新香・きも吸い付)1500円より》
       これが、『宮川・駒場支店』の入口わきの
       ショーケースで紹介されている、お店の情報全てである。
       あとは、うなぎ屋らしい所といえば棚の隅に
       ウナギの漁につか仕掛けのカゴが飾られているだけ。

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      うなぎ屋であって、招き猫屋さんではない。
      骨董屋でも、ラッキーグッズ専門店でも、もちろん民芸品店でもない。
      食事時にはうなぎを焼く香りが店先に漂う、老舗のうなぎ屋さんなのだ。

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     飾られた招き猫のなかで、ひと際目を引くのが右端の《ヒゲタ招き猫》。
     ヒゲタ醤油の販促用につくられたもので、お店の商売繁盛を願った縁起物だ。
     招き猫の左の手上げは千客万来を意味する。隣の黒い招きは
     千客万来にくわえて厄除けの願いもこめられているという。

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      とにかく、色んな招き猫が大集合。
      参億円の札を掲げる黄色の招きは、三億円ジャンボ宝くじ当選祈願の
      招福グッズ。大きいの、小さいの、全部で何体あるのか
      ゴチャゴチャしすぎて数え切れない。
      店頭のショーケースの中に招き猫を飾り、いつの間にかその数が増えて
      という店は結構多いのだがココまでとなると、とにかくヘェーなのだ。

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参億円の招きの耳に、全長1センチくらいの超ミニ招きがのっかっていた。


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   参億円ネコの下の段を見ると、
   ネズミを抱いたネコ(キツネっぽい
   きもするが・・・)。
   その隣には右手をあげた、リアルな子猫。


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さらに隣には眠り猫。
可愛い子猫が2匹目をつぶって
お休み中だ。



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       まるでマンガな顔のネコも、
       子猫2匹の隣で片手片足を上げて
       グータラしているのだ。


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       集合する招きの中には、キティちゃん風のネコもいる。
       縫ぐるみ製みたいで、公式グッズではなく手製かな。
       本物のきティーちゃんが頭につけているのは
       リボンなのだが、こちらは花の髪飾りのようだ。

イメージ 4右手を揚げた招き狸、だと思う。
よく見つけたな、と思う。
ちなみに、招き猫の右手上げは
金運を招くのだそうだ。

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   ひょうたんに入った招き。
   観光地で売っていそうな縁起物だ。


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          ショーケースの左側をシーサーが飾る。
          その中で、もっとも目立つのがこの緑の招きシーサー。
          千万両を抱えて、ニコニコ、ニコニコ。いい笑顔だ。

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      右手と左手をそれぞれあげる二対一組の招きシーサー。
      このように二つ並ぶと、僕たち仲良しみたいな感じがして可笑しい。
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    なぜだか分からないが、招きたちのなかで2つだけ
    飾られている童女の人形。巫女さんなのかな?



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   手づくりらしい猫の縫ぐるみが、品書きの額の前に並ぶ。店主さんは猫好きなのか?

     
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うなぎの『宮川・駒場支店』は京王井の頭線の
駒場東大前駅から歩いて2分。入り口は木の
引き戸で、かなり年期の入った店構えだ。
店頭に飾られている招きたちは、バラエティーにとみ見ごたえあり。
ショーケースの片隅で鰻の漁に使う仕掛けのカゴに
造花が飾られているのが、このお店で
唯一うなぎ屋らしい部分なのである。