先日の日本ダービーは馬券を買わなかった。
最近は平地のレースに全く興味がわかないので、
ダービーといえども以前のようにワクワクするような事はなくなってしまった。
ただ、一応レースは見ておこうと思い、録画しておいたTV中継をチェックする。
ん~、正直ディープブリランテがダービーを勝つとは思わなかったなぁ・・・。
折り合いの難しい同馬にとっては前が引っ張る展開が向いたのだろう。
たしかに勝ち時計はかなり優秀だし、最後は脚が止まりながらも
なんとか粘りきらせた岩田の鬼気迫る騎乗も見事だった。
でも、何かスッキリしないものが残る。そんな印象のレースだったように思う。
それは極端な前残りの馬場と、
4着以下に負けた騎手たちの不甲斐ないレースぶりによるところが大きい。
馬場状態を読んで早めに仕掛けた岩田に対して、
一番人気のワールドエースに騎乗していた福永は
先頭から10馬身以上離されているのにもかかわらず、
直線までノンビリ構えているのだから話にならない。
結果、脚を余した形で4着は騎乗ミスと言えるもの。
なのにレース後のコメントでファンに対する謝罪は一切なかった。
最近私は競輪もたまに買っているので、どうしても比較してしまうのだが、
競輪の場合は人気を背負って負けたり、
不甲斐ないレースをしてしまった選手が
「車券を買ってくれた皆さんに申し訳ない」
とコメントすることが多い。
だが、競馬の場合そういった謝罪コメントはめったに見られない。
恐らく騎乗ミスを自ら認めてしまうと、責任をとらされて
その馬を降ろされるかもしれないという不安があるからだろう。
クィーンスプマンテが勝ったエリザベス女王杯に代表されるように、
ここ数年は最高峰のはずのGⅠレースで
逃げ馬をかわいがりすぎたあげくにアッサリと逃げ切られてしまうというような、
あまりにもしょっぱ過ぎるレースが多く見られる。
そういう時、騎手たちは皆そろって
「展開が向かなかった」
と言い訳に終始する。
しかし、そういう展開にしてしまった責任は自分たちにあるのだという事を
自覚している騎手は何人いるのだろうか。
プロとして、ショボいレースを見せてしまったのなら、
まずは馬券を買っているファンに謝るのが筋ってものだろう。
私はそう思う。
さて、話をダービーに戻そう。
今回は前に行った二頭が速いペースをつくり、
後続をかなり離して逃げていたが、
今の東京は少々飛ばしていても止まらない超先行有利な馬場。
それはどの騎手もわかっていたはずだ。
後方にいた有力馬はあの位置から直線で差し切れると思っていたのだろうか?
ゴールドシップの内田はさすがにマズイと思ったのか早めに動こうとしていたが、
なかなかエンジンがかからない。
ワールドエースの福永は前述したように直線まで動こうとしなかった。
結局、逃げた馬を射程圏に入れながらレースを進めたディープブリランテが勝ち、
2番手につけたトーセンホマレボシが差のない3着に粘るのだから、
道中の位置取りがレース結果に大きく影響したのは間違いない。
1~3着の騎手はそれぞれ見せ場を作り、大いにレースを盛り上げてくれたが、
残りの騎手の残念な騎乗のおかげで
少し期待外れの内容になってしまった今年のダービー。
最高峰といわれるレースがこれでは他は推して知るべし。
やっぱり平地のレースはしばらく買う気が起きそうにない・・・。