天然石の特徴であるインクルージョン。

内包物のことです。

 

成長していく段階で様々な微細物が入って天然石ができます。

 

育った場所によって入り込むものが違うので

それによって産地が分かったりします。

 

天然石は ぽこんとその大きさで生まれるのではなく

ほとんどの石たちは長い年月をかけてゆっくりと育つもの。

 

インクルージョンはその記録でもあります。

 

 

以前勤めていた宝飾店では

オーナーが鑑定士だったので

わたしにもよく教えてくれました。

 

顕微鏡で見る楽しさを知ったのもこの時。

 

 

肉眼では見えないいろんなものが見えて

それはすでに一つの宇宙。

 

私が天然石を好きになった理由の一つでもあります。

 

 

ただ美しさだけを求めるのも一つの楽しみでしょうが

私はいろんな色味を見るのも楽しみです。

 

薄かったり濃かった入り

それがまじりあったり

 

人と一緒でひとつとして同じものはありません。

 

不透明の石、オニキスなどは

よく見るものは真っ黒で区別がつきませんが

もともとオニキスは縞瑪瑙

縞の入り方がそれぞれあります。

 

 

 

 

 

真っ黒のものは ブラックオニキスと呼んでいました。

 

 

 

このアメシストは色が薄め

そしてとっても特徴的なインクルージョン入りです。

 

 

 

 

 

 

見る角度によっていろんな色味を見せてくれるこのアメシスト。

とっても可愛らしい石です。