Pray for "N" -3ページ目

デジタルモンスターネクサス Episode 3 -決意-

 

「 部屋の中でも飛んだりはねたりで全く落ち着きがないネックスに振り回される生活。今考えれば、それはある意味、理想的な日々だったのかもしれない。」





Pray for "N"






 「タツト~~~~~!!!!!朝だよ~~~~~!!!!!!ご飯食べてウンチして歯磨いて学校行かなきゃ!!!!!」



 「う~~~~ん・・・・・・おはようネックス・・・・・・」



 「おい!!!」



 「ぐはッ!!!」



ネックスが腹に落ちてきて、ようやくタツトの目は覚めた。

「タツト!ボクねぇ!進化するんだよ!ボク、進化するんだよ!」


何かつけて、ネックスはこう発言するようになっていた。ネックスがリアライズして一週間が経つ。


 


「わかったよネックス。いつかするといいなぁ。」




 「ボクねぇ!進化してねぇ!エンジェモンになるんだよ!そしたらタツト!一緒に空飛ぼうよ!」




 「僕には空は飛べないよ~。」




 「エンジェモンになってねぇ!ボクがタツトを持てばいいんだよ!!」




 「はは。そうだね。いつかね。」




 「タツト、いつかじゃないよ、ねぇタツト、なんでボクはこうやってこの世界で実体化したんだと思う?」




 「わからないよ。ただ・・・なんか光の巨人が現れて・・・」




 「タツト、ボクねぇ!外に行きたいよ!」




 「だーめ。ママ以外の大人に見つかったら、僕達離れ離れになるんだよ?」




 「したらねぇ!離れ離れにするヤツ全員ぶっ飛ばせばいいんだよ!!」




 「それもだーめ。こないだ先輩にしたので人間に暴力するのはおしまいって約束しただろ?」




 「タツト!多分ね!ボク達を引き離そうとするやつがいたらねぇ!!それはデジモンだよ!」




 「え?デジモンって・・・ネックス以外にデジモンがいるの?」




 「タツト!知らないの?デジモンはね!すごくたくさん種類がいるんだよ!」




 「ネックス以外に実体化してるデジモンがいるの?」




 「いるよ!たくさん感じるねぇ!増えたり、減ったりしてるよ!」




 「増えり・・・減ったり・・・・」




 「リアライズされたり、デリートされたりってことだよ!」




 「デリート?」




 「消去されるんだよ!リアライズしたデジモンはね!負けると、リロードされるかデリートされるんだよ!」




 「消去!?・・・だって?デジモンが消えちゃうの?」




「うん、また一つ消えたよ!ね、タツト気を付けて。タツト達人間が気付いてないだけで、デジモンはたくさんリアライズしてるよ。だからね!ボクを戦わせてよ!」




 「嫌だよ!だって負けたらネックス消えちゃうんでしょ?そんなの嫌だよ!」




 「タツト!デジモンはね!戦うんだよ!そういういきものなんだよ!!だからさタツト!ボクを外に連れて行って戦わせてよ!」




 「だめだよ!ネックスはずっと一緒だよ。消えるなんて許さない。」




 「タツト!それはボクも同じ考えだよ!だからボクはこうしてタツトの前にいる。」




 「だったらなぜ!」




 「負けなきゃいいんだよ!タツト!ボク、負けないよ!」




 「嫌だよネックス・・・消えるかもしれないのに、戦うなんて・・・。」




 「・・・」




 「僕、学校いかなきゃ。じゃあね。家から出ちゃだめだよ。」


そう言ってタツトは学校に向かった。




レナは相変わらず休み時間中も勉強している。




「おはよう間宮さん!今日も早いね~」




「おはよう。」




挨拶が冷ややかに感じる。いやいつもか。あの日以来いつもだ。あの日、一緒に帰って以来、タツトはなんだか申し訳なくて、レナに話しかけずにいた。。




「この前・・・」




口を開いたのはレナだった。




「この前、いきなり、不機嫌になって、ごめんなさい。・・・微積分の公式が思っていた以上に多くて、イライラしていたの。・・・覚えるのは嫌いじゃないけど・・・。もう覚えたし、大丈夫だから・・・」




「!・・・謝ることなんてないよ・・・ちゃんと将来のことを考えてる間宮さんに、僕が余計なことを・・・」




「デジモンは?」




「!デジモン?」




レナの口から思いもよらない言葉が飛び出し、タツトはあっけにとられた。




「デジモンは、楽しい?」




タツトはネックスが実体化したことを母親以外の誰にも話していなかった。でも、もしかしたら、レナには話すべきなんじゃないか、そうタツトは感じていた。レナをびっくりさせてみたいと。




「うん、すごく!間宮さん、今日、帰りにちょっとうちの近くで遊ばない?」




「・・・今日は物理をやるつもりだったけど・・・わかった。行く。」




「うん、じゃあ掃除終わったら、行こうね!」




「お、タツト!よう!」




「ミチル、おはよう!」




ミチルが颯爽と登場した。




「今日、公園で遊ぶのか?」




これは予想外だった。だが、ミチルにもネックスを知らせるべきかもしれない。




「うん!」




「そか!じゃあ俺も行こうかな!今日サッカー休みだし!」




「うん!」




「レナちゃんが遊ぶなんて珍しいしね!」




「・・・」






レナは黙っていた。






授業が終わり、掃除係のレナとタツトは一緒に帰り、公園に向かった。ミチルは一足早く帰ってランドセルを置いてくるらしい。




「・・・」




無言の時が過ぎる。しかしなぜか、その時間もタツトには不快には感じられなかった。彼女と気まずくなっている方がよっぽど辛かった。




「・・・・多分ね、間宮さん、すごくびっくりするよ。」




「え・・・・?・・・・楽しみ・・・・」




少し、レナが笑ったように思えた。




「ちょっと待ってて、すぐ連れてくるからさ!」




「連れてくる?」




レナはあっけにとられた。しかし、タツトが走って家に向かうと、ベンチに座って、ランドセルの中の物理学の参考書を取り出す。しかし全く頭には入ってこない。あくまで、タツトが戻ってきたときに、いつもどおりの自分であるという風に見せるためのポーズだ。仲直りできて、遊ぼうと誘われて、一緒に帰って、高鳴っていた気持ちを悟られないための・・・。




「じゃあああん!!」




タツトは高らかに再登場した。しかし、レナの目には特に派手なものは映らなかった。




「・・・・・どうしたの?」




「ふふふ~~今だネックス!」




「ばぁ!」




レナの背後からいきなりネックスが現れた。




「!!」




レナはベンチから落ちた。そしてネックスから逃げるようにして、いつの間にかタツトにすがっていた。




「大丈夫だよ!ネックスは友達だよ。」




恥ずかしそうに顔を赤くして、レナはそっとタツトから離れた。




「・・・驚かさないでよ・・・なんていう動物なの?理科でも習わなかったと思うけど。」




「ボクはねぇ!レナ!タツトの友達のネックスでねぇ!動物じゃないんだよ!デジモンでねぇ!パタモンっていうんだよ!!レナのことは知ってるよ!タツトがよく話してくれたんだ。とっても頭がいい女の子だって!!・・・・・・これが女の子かぁ~~確かに、タツトとは違うね!でも、どこが違うんだろう!」




レナは、固まっていた。自分の知らない生物が、喋りながら自分を凝視している。




「・・・ちょっと触らないで」




腕をつかんできたネックスを振り払うレナ。




「ああごめん間宮さん・・・ネックスはまだ僕と僕のママとしか接したことがないから、人間には慣れてないんだ。でも怖がらないで。絶対にぶったりしないよ。」




「悪い奴は全員ぶっ飛ばすけどね!タツトと約束したんだよ!!人間は攻撃しないってね!」




「そ、そうなの・・・」




「さあネックス、家へ戻ってるんだ。他の人に見られたら大変だからね。気を付けてね。」




「はぁ~い」




「・・・・・・あんなに流暢に話せる生物がいるなんて、どこでも勉強しなかった。」




「驚かせちゃってごめんね。でも驚いてる間宮さんすごく面白かったよ!」




「・・・・」




レナはうつむいた。タツトに気安く触ってしまった自分が恥ずかしかった。




「そういえば、ミチル遅いなぁ~~」




「タツト~~」




家の二階の窓から、タツトの母が話しかけてきた。




「なに~~」




「今ミチル君から電話あって、今日はサッカーの練習が急にあったみたいで、やっぱりこれないって~~」




「わかった~~」


母は窓を閉めた。なんだか嬉しそうだ。




「ミチル来れないんだって。」




「うん。聞こえてたよ。」




「そうだよね!こんな近くであんな大声で話してるんだもんね。ははは」




「・・・ふふ・・」




「間宮さん、学校、つまんない?」




「え?」




「間宮さん、僕といるとき、時々笑ってくれるけど、学校では全然笑わないから・・・つまんないのかなぁと思って。」




「楽しむところじゃないからいいの。私は勉強しにいってるだけ。全部復習だけど。」




「でも間宮さん、勉強だけじゃわからないことがあると思うんだ。だって、勉強するだけなら、家でできるよ。でも、学校には友達がいる。学校がなきゃ、僕と間宮さんだって知り合ってなかったんだよ?」




「うん・・・」




「それにネックスみたいな生き物だって、勉強では教わらない。空想だって僕は好きなんだ。ヒーローとか、怪獣とか、大好きなんだよ、僕。間宮さんも、勉強をしてるからなおさら、そういうものに触れてみたら楽しいんじゃないかな!」




「・・・うん。でも、お父さんやお母さんは・・・」




「タァーッチ!」




「え?・・・・・うわぁ」




「タツト!鬼だよ!タツト!鬼!」




「ネックス~~」




「ボクねぇ!家に一回帰ったよ!そしたらママがねぇ!もう一回公園に行きなさいって言ってくれてねぇ!だからボクねぇ!鬼ごっこやるんだよ!タツト!鬼!」




「うんああそうなんだ」




タツトがレナの様子を見ている。やはり沈んでいる。レナは鬼ごっこが好きじゃない。それだけじゃない。多分、タツトが言ったことにも落ち込んでいるんだろう。人間関係で無理強いしてはいけないのかもしれない。




「ネックス・・・また今度な。」




「じゃあねぇ!タツトが鬼からだよ!ボクねぇ!忘れないからね!」




「わかった。暗くなってきただろ?間宮さん送っていくよ。」




「大丈夫。一人で大丈夫。」




「だめだよ。もう暗いんだ。女の子が一人だと危ないってどっかで聞いたよ。」




「そだね!!じゃあボクとタツトが護衛して!レナを家へ帰還させようという任務開始!!」




「なんでネックスもついてくるんだよ!」




「だってねぇタツト!ボクが着いてればぜっっっったい大丈夫だから。」




「わかったよ・・・。じゃあ行こう、間宮さん。」




「うん。」




二人と一匹(?)は歩き出した。ネックスは飛んでいるが、相変わらず落ち着きはない。




Pray for "N"



「タツトとレナだと・・・・僅差でタツトの方が背が高いね!僅差で!」




「そうだね。」




「女の子だから?」




「違うよ。女の子でも僕より背が高い人なんてたくさんいるよ。」




「じゃあ、次は体重勝負!ボクがもってねぇ!体重を測るよ!」




「遠慮しとく。」




レナがきっぱり断った。




「じゃあ不戦敗!レナ、不戦敗!タツト二連勝!さすがパートナー!」




「パートナー?」




レナとタツトが同時に反応した。




「そだよ!タツトはねぇ!ボクのパートナー!一番の友達だよ!ボク、タツトのおかげでリアライズできたんだよ!!デジヴァイスがその証!!」




「そうなんだ~。パートナーかぁ・・・なんかうれしいな~」




「一番の友達、いや、相棒だ!相棒!相棒!」




「はは、相棒!!いいねぇ!嬉しいよ!」




「相棒!レナの家はまだ!ね!相棒!」




「もう着く。わざわざありがとう。柏木君。」




「全然。また遊ぼうね!」




「・・・うん。」




「うわ!レナが嬉しそうだ!うわ!」




「・・・」




ネックスを少しにらみつけ、レナが顔を隠すようにタツト達に背を向けて、ドアに鍵を入れる。




「じゃあ任務完了!?今度はタツトから鬼だよ!ねぇ!レナ!わかった?」




「う・・ん。じゃあね、柏木君。さようなら。また明日。」




レナが振り返る。




「うん!また明日!」




レナが家に入るのを見て、タツト達は引き返した。




「うわ!レナ!ボクのことにらんでた!うわ!」




「ネックス・・・間宮さんの前ではもう少し静かにしててくれない?」




「しーずかに・・・・・・しーずかに・・・・・・」




ネックスがなんだか思いつめ始めた。




その時だった。







「デスクロウ!」




タツトの背後から、黒い手が飛んできた。




「危ない!!」




ネックスがタツトを突き飛ばした。黒い手の爪はネックスの後ろ足に傷をつけた。




「大丈夫かネックス!」




「うぅう・・・タツト・・・ボクねぇ・・・い、痛いよぅ・・・・タツト!後ろ!」




「!!」






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いつの間にかタツトの背後には、悪魔のようなそれが、立っていた。




「人間を消すと面倒だから、やりたくないんだよ。」




「!!!・・・・デジモン!?」




「はい、いかにも。私はデビモン。さぁ、パタモン、私とともに来なさい・・・探したよ・・・パタモン最後の生き残りをねぇ・・・」




「いかない!ボクは、タツトと一緒にいるんだ!」




「その傷を負って反抗もできないだろうに・・・虚勢を張る暇があったら、この坊やの心配でもしたらどうだ・・・」


デビモンの爪がタツトの首筋に迫る。




「人間って超簡単に動かなくなるんだよね。特にこんな小さい奴は・・・」




「エアショット!」


 ネックスがデビモンに向かって口から空気弾を吐き出す。


「そんなちんけな攻撃、全く、きかないぃ!!」


デビモンは無傷だが、その隙にタツトがデビモンの手中から離れていた。




「くっそがきぃぃぃ!」




デビモンが爪を擦りあわせ嫌な音がする。




「デスクロォー!」




 「フンッ!」




デビモンの攻撃から、タツトを救ったのはネックスでは無かった。






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「レオモンッ!」




 「パタモン、この子を連れて逃げるんだ!」




 「わかった!・・・タツト、走れる?」




 「ああ!こっちだネックス!」




 「にがすかぁ!」




デビモンの爪が再びタツトに向けられる。




 「獣王拳!!」




レオモンの豪腕がそれをはじいた。




 「レオモォン・・・お前はこの世界でも私の邪魔をするのかい?」




 「当たり前だ!人間の命を躊躇なく奪うお前など、リアライズしてはならないデジモンだったのだ!」




 「ふふふ・・・・掟破りなど褒め言葉!私がこの世界のルールになるからなぁ!」




 「獣王拳!!」




レオモンが激しいパンチと波動を繰り出すがデビモンはそれをいとも簡単に避ける。




 「なにぃ!?」




いつの間にかレオモンの周りには魔法陣のようなものが描かれていた。




 「レオモォン・・・お前ともおさらばだ・・・少し、さびしいよ・・・」




 「・・・俺を殺しても、お前が支配する世界など実現しない・・・・アイツが・・・・パタモンがきっとお前の野望を打ち砕く。・・・せめてその時に己の寂しさで泣け!」




 「嘘に決まってんだろ!!調子に乗るなかませ犬風情が!!お前は簡単に殺さないぞ!」


身動きが取れなくなったレオモンの胸にデビモンの手がのめりこんでいく。




 「プレゼントだよレオモォン。」




レオモンの体からデビモンの腕が引き抜かれると、レオモンの眼は明らかに以前と異なるものになっていた・・・。




「パタモンが・・・必ず・・・・」










「レオモンが・・・消えた!」




「・・・さっきの悪魔のような・・・デビモンにやられたのか・・・」




「タツト進化だよ!!進化しなきゃいけないんだ!そのデジヴァイスを使って早くボクを進化させてよ!!」




「進化したら、さっきのデジモンと戦いに行くんだろ?そんなことは許せないよ!あのデジモンは明らかになにかが違っていた・・・助けてくれたレオモンも凄味があったけど、デビモンは芯から凍りつくような威圧感があった・・・。」




「デジタルワールドはやつに滅茶苦茶にされたんだ。」




「!!」




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「奴はもともと、天使の様にやさしく、そして正義だった。デジタルワールドを守っていたんだ。でもある日、なにかにとりつかれたかのように、狂気を露わにして、今の案の姿になったんだ。そして、デジタルワールドのデジモンを無差別に消去して、デジタルワールドを支配しようとしだした。タツト、奴は『黒い歯車』をデジモンに植え付けて自由に操ることができるんだ・・・その能力で・・・ボクの友達は・・・みんな・・・もしかしたら、レオモンも黒い歯車を植え付けられてしまったのかも・・・タツト、デジモンはたくさんリアライズしてる!デビモンがいる限り、デビモンの力も増し続けるんだ!早くデビモンをデリートして、デジモンが楽しく戦える世界にしないとダメなんだ!」




「・・・そんな・・・」




「デジモンはもともと楽しく戦うものだった。でもデビモンは違う。奴は倒した相手に、黒い歯車を植え付けて操るか、デジコアを砕いて何も残らないように消去してしまうかのどちらかなんだ!」




「そしてそれを止められるのは、天使型のデジモン・・・エンジェモンに進化できるボクだけ。奴を倒せるのは、進化したボクだけなんだ。」




 「そんな・・・嫌だよ・・・」




 「タツト!歩道橋だ!登ってみたいな!」




 「だめだよ!みつかっちゃうよ!」




 「いいからいいから!見つかっても逃げればいいんだし!」




 「ああ待て!」




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「ねぇタツト」




「ん?」





 「ここから見える景色の中だけでも、どれだけの人がいて、どれだけの平和があるんだろう。」


 「・・・・え?」




 「タツト、ボクは感じるよ。デジモンもたくさんいる。でも、たくさん消えてる。デビモンのせいだよ。」




 「うん・・・」




 「ボク、タツトとの毎日、すごく楽しい。デジタルワールドにないことも、タツトと感じるとすごく楽しい。」




 「・・・だったら戦うなんて言わないで僕とずっと一緒にいてよ!」




 「ボクとタツトが出会ったように、リアライズしたデジモンと出会って、幸せを感じてる人はたくさんいるんじゃないかな。」




 「・・・。」




「そしてそういう幸せはデビモンによって奪われ続けてるよ。」




「・・・。」




「それをとめなきゃ。誰かじゃない、いつかじゃない。今、ボク達がやるんだ。」




「いやだよぉ・・・」




タツトがネックスを抱きしめ涙を流す。




「僕は友達が多くない・・・ミチルや間宮さんとは友達、でも、ネックスも・・・」




「タツト!!近くにデジモンがいるよ!しかもデカい!」




ネックスがデジモンの存在を察知し、まもなく周囲が熱気に包まれた。




「暑い!」




「一帯の温度が異常上昇してる!タツト、鉄の物には触らないで!」




「ネックス!これはデビモンの攻撃!?」




「いや多分違う!これは炎の攻撃を得意とするデジモンの仕業だと思う!」




「どこにいるんだ!」




「ガァァァアー」




「!!」




「ネックスあっちだ!」




二人が駆け出し、裏通りに出ると、そこには燃え盛る鳥のようなものがいた。




「なんだあれは!?」




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「バードラモン!!やはりこれほどのデジモンかぁ!ボクじゃあ勝ち目がない!進化だタツト!デジヴァイスで僕に力を送ってくれぇぇ!!!」




「くぅ・・・。」




タツトはデジヴァイスを握りしめた。しかし、ためらった。ここで力を送ってネックスがもし進化したら、それは戦う決意になる。そうすればネックスはいずれ消去されるかもしれない・・・。




「タツト!!タツトォォォォ!!」




熱風に耐えるネックスの叫びがむなしく響き渡る。




「うんんぬぉぉぉあああああああ!!!!!!」




「タツト!?」




「なんで、みんな平和に楽しめないんだ!なんで他の人を考えないで自分の身や立場だけを守ろうと、するんだ!!誰がそうさせてるんだ!そんなやつはゆるさなぁぁいいい!!行くぞネェェェェックス!」




「いつでも来いタツトォォ!!」




「ネックス!!!進化だ!!」




「おぉおおおおお」




Pray for "N"



「パタモン進ッ化ァー!!!!」




Pray for "N"











「おぉぉぉおおおーーー」




















Pray for "N"





















Pray for "N"



「―――――ッユニモン!!!」




「ユニモン!あれがパタモンの進化した姿!」




「エンジェモンじゃない!?まあいい!!行くぞ!!」




ユニモンの一角がバードラモンに突き刺さる。




たじろぐバードラモンを追撃するユニモン。




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「まずい・・・このままこんな派手に戦っていたら・・ネックス!決着をつけるんだ!!」




「おう!」




光がユニモンに集中する。






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「ホォーリィーショォーット!!」




光弾はバードラモンに命中し、バードラモンの体から黒い破片が現れ、砕けた。




Pray for "N"



「よし、黒い歯車を壊したぞ!!」




「やったなネックス!!」




「タツトのおかげさ・・・エンジェモンじゃないけど、空は飛べるし、ボク、うれしいよ!!」




「うん!!」






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今回も誤字脱字だらけのこんな文を読んでくださいましたありがとうございます。

デジワーの点滅もアニメの文字が並ぶやつも好きなので、進化バンクをどちらかに絞れず結局どっちつかずの中途半端にはなりましたがまぁそこはgif初心者ということで大目に見てくださいな。それにしてもアメブロで記事を書くと、途中で記事作成ページのリンクをクリックしてしまい、それまで書いていた記事がパァになるということが多いので、今回からはWordで打ち込んだものをコピペするという頭のいい手法をとるようにしました。ちなみに今回もBGMで使わせていただいた「bravery」の動画でクロスウォーズの映像が流れていますが実際には違います。またNAMInoYUKUSAKIも「乙」が使われていませんがこれも話数と合わせる都合上、日本語版があるバージョンを優先して割愛しました。

まさかのユニモン、だれも予想していなかったのではないでしょうか(笑)そんなわけで次回も読んでいただけると幸いです。