先日、我が家の毛モノ達の間で、大変な騒ぎが勃発してしまいました。
これは騒ぎの中心毛モノである犬4号君と、二次被害を被ったらしき猫4号君です。
二人は割と仲良しです。
caution!!!!!!!!!!
今回の記事には寄生虫が出てきますので。
苦手な方は閲覧をお控えくださいね。
***
先日のこと、犬4号君が最近元気が無いと、家族会議が開かれました。
どうにも食欲が落ちている気がするし。
一人でお留守番させるとクンクン鳴いてやたらに寂しがるし、人の姿が見えないと不安になるくらい甘えん坊になっています。
それに、いつもは人間の後を追って走り回っていたのに、ここ数日は座り込んでジッとしていることが多いのです。
猫4号君も、犬4号君を気にかけて人間に訴えかけてきます。
猫4号君は、我が家の毛モノ達が体調を崩すと、必ず側に寄り添うのです。
看病してるのかな?
優しい心配性の猫です。
で、父と母と私で、犬4号君はどうしたのだろう?
とにかく今日は動物病院に連れて行こう!などと話し合っていたら。
父が、
「そういえば、犬4号君のマナーベルトにここ2、3週間ほど、黒い粉がつくようになってた」
なんて言いだしたのです。
(父は犬4号君にマナーベルトをつける係なのです)
…どうしてそんなに前から様子がおかしいなら、早くそれを誰かに言わないのか?
まあ、うちの父は天然なので仕方ない、責めてはいけない。
ともかく、それを聞いて、私はもしかして犬4号君は皮膚病かな?と思って、犬4号君の毛を掻き分けて地肌を見てみると…
ノミがいました!
大変です!
びっくりして母に、犬4号君を最後にお風呂に入れたのはいつ?と尋ねると、
「もう一ヶ月くらい前になっちゃったかも…」
(犬4号君のお風呂係は母です)
…母め、サボってたな?
まあ、とにかく、急いでノミ対策です!
ノミ取り櫛を買ってきました。
これでまずは犬4号君の体から、ノミを出来るだけ取り除きました。
それから、ノミ取りシャンプーをしました。
母と弟1号と私の3人がかりで、綺麗に犬4号君を洗いました。
さらに、うちの猫達の身体もよくチェックしてみると、犬4号君のケージを借りていつも寝ている猫4号君にも、少しだけノミがいました。
猫4号君もノミ取りシャンプーです!
私の部屋で暮らしている猫5号君と猫6号ちゃんは、見たところはノミは見つかりませんでした。
彼等のノミ取りシャンプーは、ひとまず後回しにすることにしました。
でも彼等にも感染している可能性は高いです。
お風呂で散々に洗われてスッキリした犬4号君です。
その後に犬4号君を動物病院に連れて行きました。
猫達までみんなまとめて連れて行くのは大変なので、被害の酷かった犬4号君だけを連れて行きました。
病院が大嫌いなので震えてビビっている、犬4号君です。
訴えかけるような目で私のいる後部座席の方をチラチラのぞいてきます。
お薬の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、動物病院ではノミ取りの、首に垂らす薬を処方してもらいました。
犬4号君にはその場でつけてもらって、猫達の分は持ち帰って私がつけました。
猫5号6号は、(暴れるので)ノミ取りシャンプーをするのは大変だから、薬だけでも大丈夫とのことです。
獣医さん曰く、お薬はよく効くので、つけてから24時間も経つとノミはいなくなりますから安心してください、とのことです。
さらにノミ対策の相談をしていると、ノミについて色々と教えてもらえました。
ノミという生き物のフロンティアスピリッツは凄まじいらしく。
たとえ完全室内飼育で飼っていたとしても、ノミのついた野生動物や野良猫ちゃんがお庭を横切ったりするだけで、室内の動物に感染しちゃうそうです。
ノミ達の正確なマーケティング能力は、屋内にいる新規有力市場の存在を見落としたりすることはありません。
堅牢な人間の家屋のあらゆる隙間を探り当て、死をも恐れず冒険心豊かにその隙間をかいくぐり、新大陸(屋内ペット)までたどり着いてしまうそうです。
我が家の場合、猫達は完全室内飼育、犬も散歩は自分の家の敷地内のコンクリートの上だけを歩いていましたから。
まさかノミなんてうつるとおもわず、予防していなかったのです。
もう何十年も犬猫を飼ってますが、ノミが湧いたことなんてなかったし…
特に猫達はみんなでグルーミングしあって、ノミ予防のお薬を舐めちゃうのも嫌だと思って、ノミ予防はしていませんでした。
反省です。
ノミ予防はしっかりしておいた方が良いです。
ノミを舐めてました…
おかげでかわいそうに、犬4号君と猫達は、ノミだらけに。
ごめんよーぅ…。
私が悪かったよーぅ…。
行きはビビリまくりの犬4号君でしたが。
動物病院の帰りは、もうご機嫌で、お外を眺めております。
わかるんですね、お家に帰って行ってることが。
だから安心しているのでしょう。
***
さて、翌日です。
犬4号君と、猫4号君を、ノミ取り櫛で梳かしてみましたら。
もうピョンピョン飛び跳ねるノミが捕まることはありませんでした。
本当にお薬はよくきくのですね。
一日でいなくなりました!
よく梳かしていると、ノミの死骸を二つ見つけることができました。
憎きノミ!
ちなみに。
今回は、蚤による人間の被害はありませんでした。
刺されるとかなり痒いらしいのですが。
家族の誰も刺されることはありませんでした。
蚤にも種類があり、今回発生したのはネコノミというやつらだと思うのですが。
ネコノミはあまり人間は刺さないのかなー???
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ということで、我が家のノミ騒動は一日で、一旦の収束を迎えることが出来たのでした。
しかし、犬猫本体のケアはもちろん。
犬猫グッズはゴシゴシ洗ってから熱湯消毒し、部屋の中も掃除機をかけまくりました。
一日中、ドタバタドタバタと、大掃除に走り回って、すごく大変でした。
それに、ノミに感染すると、そのノミから今度は瓜実条虫という寄生虫が移ることがあるらしく。
犬猫達のウンチに虫が混ざっていないか、しばらくチェックを続けなければなりません。
まだ、蚤問題は続いております。
ノミ予防は大事!
よその犬猫と接触しなくても、ちゃんとやっておかなくてはいけない!
と、今回はお勉強した私なのでした。
あー、犬4号君、猫4号君、ごめんよーぅ。
痒かっただろうねー。
辛かったよねー。
かわいそうなことをしてしまったよ…。
私が悪かった。
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ちなみに、ノミ騒動の次の日、母が松茸ごはんを炊いてくれました。
ノミがいなくなったお祝いのようです。
もちろん、この日は犬猫たちにも、それぞれ大好きなおやつが振舞われたのでしたよ。
***
ところで、私、今回、生まれて初めて、ノミというものを見ました。
今まで見たことがなかったのです。
ごま粒によく似てますね。
意外に平べったかったです。
そして、小さいのに、力が強い!
身体が硬くて丈夫!
生物としてのその強靭さに、びっくりしましたよ。
『ノミのサーカス』(Wikipedia)というものがあります。
文字通り、訓練された蚤(ヒトノミという種類の蚤)達によるサーカスです。
どうやらフランスでかなり古くに発祥したショーらしいです。
私が初めて『ノミのサーカス』という言葉を目にしたのは、たしか江戸川乱歩あたりの小説だった気がします…うろおぼえですけど。
最初は小説の中で見たので、きっとこれは作家の創作だと思っていたのですが。
後に本当に存在するショーだと知って、驚きました。
信じられない想いでしたよ、そんなものがファンタジーではなく現実に存在するなんて!
それからは、一度はその極小サーカスを見てみたいものだと、想像を豊かにして憧れていたのですが。
今はYouTubeに動画があがっていて、見ることができます。
すごいミニチュアの世界で、可愛いですよね。
見とれちゃいます。
小さな蚤たちが、馬車を引いたり、ボールを蹴ってサッカーしたり、ダンスを踊ったり…すごいです。
アメージング!
最近でも、どうやらドイツの方でこのノミのサーカスのショー、やっているようです。
一度、生で見てみたいなー。
きっとすごく面白いんだろうな。
…犬や猫につく蚤は、もう懲り懲りですけれどね。
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我が家の犬族猫族の皆さんを、よろしくお願いします。
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いつも拝読させていただいているブロガーさんが、保護猫ちゃんの里親さんを探してらっしゃいます↓
可愛い猫ちゃんのご家族が見つかるよう、皆さま、ご検討、ご協力お願いいたします。
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☆トミちゃんの読書タイムコーナー☆
今日は耳鼻科の通院日でした。
☆トミちゃんの読書タイムコーナー☆
今日は耳鼻科の通院日でした。
しかし土曜日は午前診療だけなので、大混雑で、すごく待つことになりました。
いつもならバッグの中に文庫本の一冊は放り込んであるのですが。
今日はそれを忘れてしまったので、スマホで青空文庫を読んでいました。
直木賞の名前の元ネタ、直木三十五の『南国太平記』を読んでいます。
ちょっと長いので、時間がかかりそうです。
これ読み終わったら、次は吉川英治の新平家物語を読みたいな。
これ読み終わったら、次は吉川英治の新平家物語を読みたいな。