ニュージーランドから
もっと楽しく、もっと気楽に
個性を活かした子育てを提案する
コメスキー純子です。
初めての方はこちらからどうぞ
【前回のあらすじ】
学習障害があると思われる転校生のお子さんと初めてふれあいました。
一緒に遊んで、慣れない教室で落ち着き始めた頃、
星座を覚えなさいと先生に渡されたカードの教材。もちろん拒絶をされました。
絶対イヤだという彼に私は様子をみながらある声かけをしました。
さて、どう応えてくれたでしょうか。
目の前にひろげたバラバラの
星座のカードを眺めながら、
(手にとってくれるかな)
静かに彼の様子をうかがいました。
はっきりした声で拒絶をした人が
カードを見てくれるかは
正直、自信がありませんでした。
そしてなぜかすぐに、
彼は1枚のカードを選んだのです。
彼が選んだのは山羊座のカード。
そしてしばらく2人でじっと見てから
カードの星の並びそのままに
彼は磁石のスティックとボールで
さっと再現したのです。
私は手を出さず
彼の作業中は口を出さないで
ただ静かに横にいて
興味深く、彼の作るものを見守りました。
あれほど嫌だとハッキリ言ったのに
こんな風に課題に取り組んでくれるなんて。
予想以上の結果に息を呑みました。
そして、彼がどんなにうまく
磁石のステイックとボールを使って
山羊座を再現したか、
ここがこういう風にいいね、
ここのとんがったところがそっくりだね、と
その場で細かく評価をしました。
「これを磁石で作ってみたら」という声かけも
その時は視線が合わなかったので
汲み取ってくれるかどうかわかりませんでした。
自閉症のお子さんとは、慣れるまでなかなか
視線が合わないことが多いです。
でも、
本人はちゃんと聞いているの。
大人が思う以上に
理解をしているのです。
これは、目をみて話を聞かないと
不真面目な態度だと思っている大人に
覚えておいていただきたいことの1つです。
床に出来上がった山羊座を見て、
私は改めて感じました。
「今日の先生はあなただね。」
そう。生徒は私の先生なのです。
こんなふうに
子どもたちの学びにはいつも驚かされます。
予想もしない学び方を
いつもいつも教えてもらっています。
毎週のようにこんなことを経験させていただいて
「どの人にも、その人にとって
一番効果的な学び方がある」
とわかりました。
私の仕事はそれを一緒に見つけていくことです。
学校の仕事の契約書には
どこにも書いていないけれど
それが私の
そして子どもたちと近い関係の大人である
教師や保護者の方の
大切なお仕事なのだと思います。
不登校や学級閉鎖、病気入院や引きこもり
いろいろな事情で学習に集中できないお子さんの
その人なりの学び方を、
保護者の方と一緒に考えていきたい。
それができるのは
あなたの子供に近い大人。
そして
最も影響力のある人は
ほかでもないあなたなのです。
勉強しなさい
宿題やったの
これをやりなさい
これだけやりなさい
集中してやりなさい
勉強してから遊びなさい
なんでもいいから学校へ行きなさい
どれも本当の学びに必要な言葉なのかな。
日本の高等学校で教えていたときには
迷うことなくこれらの言葉を使っていました。
それが生徒みんなを励ますことだ、
効果があると信じ込んでいたからです。
(全部じゃないけど。
不登校生徒は刺激しませんでした。
自分も学校へ行きたくなかったから。
詳しくは、上の自己紹介にて暴露しています。)
でも私は方法を変えました。
時代はどんどん個を大切にするように変わり、
自己表現の仕方はSNSやあらゆるアート、動画など
創造されたものに多様化しつつあります。
私は5年ほど自分の子供には
勉強しなさいと言ったことはありません。
勉強しろと言わなくても、無理強いをしなくても
学校と家庭で
子供はどんどん学んでいきます。
何が本当に必要なのかを
本気で考えるようになりました。
無料相談受付中です。
大人の意識を変えて
子供の未来を広げるお手伝いをしています。
お問い合わせはホームページ巻末の
連絡先からどうぞ。


