私は子供の頃からアレルギーのデパートです。

2歳のころから小児喘息。これは結構重症で成人するまでに3回入院しました。タチの悪いことに咳が全く出ないタイプ。なので小さい頃は気管が塞がり酸素不足で意識不明になるまで気付いてもらえず病院に運ばれる頃はチアノーゼの半分死にかけ状態。
小学生の頃から発作が起きたとき用に気管支拡張剤のエアゾールをお守りがわりに持ち歩いていました。
喘息だからといってマラソン大会や体育を休んだことはないですが、ふとしたきっかけで発作が起きるので怖くて怖くてたまりませんでした。
最後に入院したのは高3の夏。夜ご飯を食べてベッドでゴロゴロしながら雑誌を読んでいたら急に呼吸困難になってしまったのです。いそいで気管支拡張剤をシュッとしましたが全く効かず、こうなるともうステロイド点滴するしかないのです。
酸素不足で意識が飛びそうな中、親に病院につれていってもらい、そのまま意識を失ってしまい気づいたら2日間ワープしてました。


そして、同じく幼児期から腕や足の関節にでていたアトピー。こちらは子どもの頃は関節にでるだけで喘息に比べればかなりマシだったのですが、なぜか大人になってから喘息と逆転し悪化してしまい今は年に1、2度大爆発し顔を含めた全身に発生。猛烈な痒みと腫れの後襲うのは身体中の皮膚の脱皮。この過程ワンセットは約10日間かかります。この間は全てのやる気を奪いますねえーん


そしてこんなのアレルギーのうちにもはや入らないというくらい私の中では軽く見ているアレルギー性鼻炎。喘息とアトピーが辛すぎたせいで鼻炎なんて、という心境ですがこれも小学校で毎年やる健康診断で要治療の紙をもらい、アレルギーだから完治しないんだってば!と思いながらも毎年耳鼻科に行かされそれを6年繰り返しバカバカしくなって以後30年近く放置中。
でも鼻炎で死ぬことはないから良い、と軽く思っていたけど親戚で鼻炎を拗らせて蓄膿症で手術をした人がいるらしいので悪化したらまた耳鼻科に行こうかな、とは思っているのです。でも普段の生活の中で鼻炎だな、と感じるのはくしゃみが連続で出るということくらいなのでとりあえず今は放置中。


と、こんな具合です。
喘息は成人してからは良い薬(吸入ステロイド)が出てきたこともあり未然に発作を防げるので心臓に負担をかける気管支拡張剤を使うことが減り、日常生活にはほぼ支障なしになりました。
妊娠後は悪化するパターンありと聞いていたので不安でしたが私の場合はむしろ良くなり吸入ステロイドさえしなくても生活できるようになりありがたい限りです。
医者は妊娠中も吸入ステロイドは発作予防のために続けてと言うけれどなんとなく影響なかったとしてもできるだけ薬は体に入れたくないので、調子が安定してる間は勝手にやめています。妊娠発覚してから臨月の今まで喘息に関しては予防薬含め一切治療薬は口にしていません。
このまま治ってくれたらいいのだけど、小児喘息→成人喘息に移行した時点で完治はないんでしょうねショボーン

そして、大人になって急に悪化し始めたアトピー。
27歳くらいからでしょうか。もともとアトピー体質の人は乾燥肌なので冬場に悪化しやすいのですが、冬場に当時流行っていたアカスリ、顔のピーリングをやってしまいました。
もともと肌のバリアが少ないのにそんなことをやってしまったせいで翌日から身体中に謎の発疹がビックリマーク
そして発疹が痒くて痒くてたまらなくなりかいてしまうとそれらがつながって全身が真っ赤にパンパンに腫れてしまいました。
特に顔は辛く、目が顔の腫れで開かなくなってしまいました。
こんなんじゃ外に出られない爆弾と、初めて仕事を体調不良以外で休みました。肌の具合が良くないので、とは言えず適当に熱がひどいとか言ったのだと思います。
そしてマスクで顔を隠して病院へ。
塗り薬だけではどうにも効かないから、とステロイド錠剤をもらいそれを飲んで、さらに塗り薬(これももちろんステロイド)も塗って、2日くらいで鎮静化させました。
しかし、そのあとが本当の地獄で肌の赤みがおさまるとともに今まで味わったことのない乾燥感、肌のつっぱりが全身を襲い、保湿クリームを塗っても塗ってもすぐに肌がうろこのようにひび割れてしまい、数時間後にはペリペリとめくれてしまうのです。
こうなってしまうと何を塗っても無駄でした。
特に顔はひどく、日焼け後の肌のように汚く顔中の皮がむけてみるも無残でした。
そして全ての皮がむけきってしまうと、きれいなツルツルの肌になるのです。
これが1日で終われば良いのですが、脱皮が始まってからきれいな肌になるまでに5日くらいかかるので、その間は外に出る時はマスク、メガネなど顔を隠しながらでないと恥ずかしくてたまりません。
また、汚い話ですが黒い服を着ていると顔から自然に落ちた皮膚の破片で服が白い粉だらけになってしまうのでそれも辛かったです。
これがアトピー悪化のきっかけの出来事ですが、それ以降肌のバリアが無くなったのか、年に数回
猛烈な痒み→腫れ→ステロイドで抑える→脱皮
という流れを経験することになります。
個人的には痒みより脱皮の方が辛いです。
掃除も大変だし何より常に肌がポロポロ剥がれて何もしても集中できないのです。
この脱皮はステロイドで生じるのではないか、と思い薬を使わずワセリンにしたこともありましたが結果は時間がさらにかかっただけで同じでした。
つまり一度正常でなくなった肌は元に戻るためには脱皮するしかないのだと思います。
そして不思議なことに全身脱皮するのですがなぜか顔の比率が非常に高い。
手足やお腹も同じようにステロイドを使ってもそんなに脱皮しないのです。



妊娠してからはラッキーなことに一度もこの大爆発に遭わずに9ヶ月まできました。
塗り薬といえどもステロイドはできれば使いたくなかったのでこのまま出産までもっていければ…と思っていました。
でも、年が明けてすぐこの恐れていた大爆発が起きてしまったのです。