又鬼(マタギ)、伝統的な方法を用い集団で狩猟を行う者
マタギの方は、1度山に入ると、数日間籠りっぱなしということもあるそうです。
そのように数日間山を歩く際に、暖かく、蒸れずに、匂いもでない、
マタギの狩りのように数日に渡るシノギングにも安心して使える冬のアクティブレイヤーです。
ウールは汗に濡れても冷たくなりにくく汗の吸収・放出性に優れるので、ポリエステルフリースの様に冷たくなることがなく、また、とても高い抗菌防臭効果がある。
年々新たな高機能でハイテクな素材が次々と開発されますが、ウールはウールにしかない機能性とメリットがあり、何十年と経った今でも、やっぱりウールは良い。
このマタギに使用している生地は、世界三大ウール名産地の一つ日本の尾州ウールが使用されています。
一見、メルトンの様な目の詰まった生地に見えますが、実はこのウールはかなりスカスカの生地。
光に透かすとこの通り。
このマタギもアクティブインサレーション(行動中に着用する保温着)として開発されています。
通気度はなんと109㎤/㎠・s、高通気のためオーバーヒートしにくいウールなのです。
これまで紹介してきたオクタほどスカスカではないですが、かなり風を通しますし、シェル無しのオクタよりは十分暖かい。
着用してみると、何とも不思議な感じ。
しっかりと暖かいのに、このスカスカ加減がどんどんと熱気を放出し、ほど良くというか、結構風を通すので全然オーバーヒートしない。
これこそ「暖かいのに蒸れない」という言葉がピッタリ。
起毛されたウール素材は見た目よりも軽い着心地で、ハイロフトフリースのような厚みがないにもかかわらず、ウールならではの暖かさを感じることができます。
今期のモデルチェンジにより、よりシンプルなデザインとなりました。
これが個人的にすごく好きです。
起毛されたウール素材ですので、肌触りが良い!とは正直言えません。
中間着ですので全く問題ありませんが、前モデルの首回りのチクチク問題が解消されたのが高ポイント。
首回りはカルフワタオルなどで保温でき、逆に温度調整もしやすい。
約320gと軽量化されてるのもおすすめポイントです。