RAB Alpha Flux Jacket
アウターシェルにPertex®Microlight 中綿にPolartec®Alpha™Directを組み合わせた画期的ジャケット。
『Polartec®Alpha™Direct』
アルファダイレクトは昨年から他メーカーからも数点リリースされ、当店でも何度かご紹介させて頂きましたが、ご存じない方のためにもう一度詳しく。
通常のダウンジャケットは、羽や綿が外に抜け出してしまうため、高密度のナイロン素材で挟み込む必要があった。
その高密度ナイロンで挟み込んでいることにより、ハードに動いてしまうと蒸れてしまう。
そこで開発されたのが、保温性がありながらも圧倒的な透湿性を備えるPolartec® Alpha®。
Alphaは元はUSA特殊部隊のコードネームで、従来の化繊綿と比べ、通気性は2倍、速乾性は1.5倍以上あるのが最大の特徴。
この起毛した素材はただの裏地素材ではなくダウン素材と同じ中綿。
この中綿アルファはシート状のため外側に抜け出すことがない。
よって裏地にメッシュ素材など、高密度なナイロン素材を使わなくてよくなった。
そこから更に進化したのがAlpha®Direct、ダイレクト、そうです裏地すらなくしてしまったのです。
通常高密度なナイロン素材で挟み込むべき中綿を内側に直接縫い付けることで中綿を剥き出しにし、裏地を無くすことで軽量化を抜群の透湿性を可能にした。
中綿の目付けは90g/㎡。
トレイルランに特化したようなジャケットでは40~60g/㎡を採用されているものが多い中、しっかりと保温性は確保。
またサイドパネルには綿を入れないことで更に蒸れを軽減し、ミッドレイヤーとして使った場合もハードシェルとレイヤリングしやすく、見た目もシュッとスタイリッシュに。
またどうせキャップ等被ってるであろうフード部分には無駄に綿を入れおらず、上からヘルメットを被ってもピッタリとフィット。
コンパクトに設計されたこのフードは、視界がまったく妨げられず非常に良い!
また高く深めのフード前は風や寒さからしっかりと顔を保護する。
アルファを採用したジャケットは、アウターシェルに高密度ナイロンを採用したものが一般的だが、このジャケットはアウターシェルに非常に柔らかく、抜群に伸縮する超軽量で薄手のソフトシェルを採用。
そのことでインサレーションジャケットでありながら、まるでフリースのような柔らかな着心地を可能に。
そのアウター素材はフリースのように伸縮しながらも、高い透水性を備えた丈夫で防風性の高い新しいストレッチファブリック。
冬用グローブも余裕で収納出来る大型ハンドポケット。
内部メッシュによりベンチレーション効果も。
フィット感の良いサムホール。
気温一桁台からマイナスになるような場面でもベースレイヤーとこれ1枚で完結。
(ベースレイヤーは先日紹介させて頂いたアイスブレーカー。おかげさまでほぼ完売になっておりましたが、本日数枚だけ再入荷してます。これでラストですので是非ご検討ください。)
もう1色のBeluga。
インサレーションには静的保温着(停滞中の防寒着)と、動的保温着(動いている時の防寒着)というものがある。
今、その動的保温着がめぐるましく進化している。
何故そこまで進化しているかというと、まず一つは汗による濡れ。
ハイクアップ中は必ず汗をかく、寒さを感じる原因はその水分。
水の熱伝導率は空気の25倍、乾いている状態より大幅に寒さが伝わる。
冬季登山においていかに身体を乾いた状態に持って行くかが重要でした。
数年前まではベースレイヤーにフリースを着て、防風性があり抜けの良いソフトシェルジャケットを着用していたことでしょう。
一般的な中厚手以上のフリースと冬用のソフトシェル、実はこの2枚で軽く1kgを越えていた。
1kg、もうテント持ってるのと同じですよね。
このジャケットはSサイズ実測で重量わずか318g。
もう重たく嵩張るフリースは要らない、ウインドシェルも要らない。
これで完結してしまうのです。
フリースより軽く、風を防ぎ、しっかりと保温、そして圧倒的に蒸れない。
パーフェクトなアクティブインサレーションですね。
詳細はこちらにて → ■