1足でトレイルを登攀し、山頂アタックまでを可能にするシューズ

「S-LAB X ALP CARBON GTX」

 

展示会でこのシューズを見た時衝撃だった、欲しい。

発売から1年以上、はたして当店で需要があるのか・・・

 

 

 

 

 開発までに2年にわたり、夢から実現へ
「S-LAB X ALP」シリーズの開発は、“たった一つのシューズで不自由なく、快適にシャモニーからモンブランの山頂を往復したい“というサロモンスタッフの夢から始まった。40名のアルピニスト、ガイド、レスキューチームといったエキスパートが加わり、フレンチアルプスでのフィールドテストと開発を繰り返し実施。試作シューズは40足以上にのぼり、2年を経て完成。

ここ近年、登山の装備はニーズが変わりつつあり、進化している。軽量かつ必要十分な機能と装備をコンセプトに開発され、一般的なマウンテニアリング用ギアの中でも特に軽量性、柔軟性、快適性に優れています。スピーディかつ自由なマインドで楽しく登山をする、新世代の登山家の方へ。

 

 

 

 

 

 

パッと見はスポルティバのクロスオーバーやスカルパのニュートロン等と似てはいるが、まったく別物、本格的マウンテニアリングブーツです。

 

シューズとアッパーはゲイターと一体型、Gore-tex® 採用のフルブーティがどんな環境でも防水機能を発揮し快適。また、保護力に優れたアンクルパッドが岩や岩棚によるあざを防ぎ、保護力に優れたトゥキャップとヒールキャップが過剰な摩耗を防ぎます。

 

 

 

 

このシューズをおすすめする一番の理由は、中がローカットシューズだということ。3シーズンほぼローカットで過ごし、冬にハイカットに戻った時のその歩き難さったらありゃしない(笑)

フィット感抜群で、足さばきしやすく、スピーディーに動ける。

 

 

 

 

またこれがサロモンの特殊技術。

サロモンが特許を持つ“エッジングシャーシ”

 

 


このエッジングシャーシにはカーボン素材を採用。

縦方向には柔軟に湾曲するが、横方向にはねじれ難い性質を持っている。
これは切り立った急な地形で必要な横方向のねじれに対する剛性をサポート。

 

 

 

 

 

この1足で岩や氷、雪にも対応する性能。

重量は約500g、通常の登山靴の半分近く。

それでいて1足でトレイルを登攀し、山頂アタックまでを可能にしたのです!

 

 

 

 

しっかりと蹴り込みも出来るソールです。

 

アイゼンの互換性について。

GRIVELとPETZL両社の協力体制のもと開発。ソールの柔軟なフレックス性に対応した構造と、ストラップを持つアイゼンにより、確実な氷雪グリップ性能を発揮します。

 

PETZL VASAK FL はメーカー指定でOKです。

GRIVEL の指定はAIR TECH LITE となっていますが、日本国内でAIR TECH LITE はワイドしか取り扱いがありません。確認しましたが、ワイドでも取付可能でした。但しジョイントプレートを『フレックスメタルプレート』に交換してください。

 

バックカントリーやスキーツアーでの使用ならばAIR TECH LITE でも良いですが、岩場が多いルートではおすすめしません。

 

 

 

岩場が多いルートでは『エアーテック・ニュークラシック』こっちの方が良いです。

このシューズの性能を生かすために、こちらもフレックスメタルプレートに交換をおすすめします。グリベル G10・ニュークラシックは最初からフレックスプレートがついてますのでそのままでOKです。
*アイゼンメーカーの取り扱い説明書に準じてご使用ください。

 

 

 

 

厳冬期の使用について、あくまでも個人的感想。

厳冬期といっても僕が使用したのは12月中旬の西穂高、日中の気温-13℃、風速は強いときで約20M近く。僕は末端冷え性の超寒がりだが、寒いと思った時は一度もなかった。それは常に動き続けていたことと、ゴアのロングゲーターを併用したからだろう。あっ、あとソックスがフィッツのヘビー エクスペディション ブーツ。冬のソックスはこれ以外選択肢はないっしょ!(笑)。抜群に暖かい!!

シューズの対応温度域を示すのは難しいが、ロングゲーターを併用すればもっと低温下でも行けるだろう。しかし2~3月で、万が一停滞しなくてはいけない場面があるとすれば不安。ただ厳冬期は行っても八ヶ岳までというような方にはバッチリハマるのではないだろうか。

 

 

 

 

冬季の八ヶ岳縦走、西穂縦走に使用したが、このシューズはあまりにも素晴らしい。

 

近年トレランシューズで山に登る人が圧倒的に多くなり、当店では特にそう。

僕自身も無雪期はトレイルランシューズしか履かない。3シーズンローカットで冬季に登山靴に戻った時の歩き難さったらありゃしない(笑)。

森林限界を超えない中国地方の雪山などは雪質が柔らかいので、昨年はほぼHOKA ONE ONE TOR ULTRA HI WP で過ごした。

10本、12本爪アイゼンを使用し、蹴り込む力が必要な場所ではやはり硬いソールのシューズが必要だから八ヶ岳などでは登山靴を使っていた。無雪期であってもアルプスなどの高山であれば、頑丈で岩場でもしっかりグリップするシューズが必要、命にかかわる。それは九州のくじゅう等の岩場歩きでも同じではないだろうか。

 

 

正直言うとこの靴は個人的に買っただけで、店頭で販売するつもりはなかった。

当店では需要は無いだろう、そう思っていた。しかし実際に履いてみて、これは多くの方に履いてもらいたい!そう思った。こういうシューズを求めている人はきっと沢山いるはず。

 

例えば、無雪期はトレランシューズで登っているが、冬はさずがに登山靴を履いているというハイカー。

3シーズンは主にトレイルランだが、冬山にもチャレンジしたいトレイルランナー。

アルプスなど、リッジ部分の登山やクライミングしやすいエリア、スピード重視の方、軽量化したい方、また厳冬期は行っても八ヶ岳までというような方。

くじゅうまでしか行かないが、やっぱり硬いソールで岩場でグリップする頑丈なシューズが良い、冬は10本また12本アイゼンを使用する方など。

 

そんな方々にこのシューズは是非是非おすすめしたい!!

 

 

このブログを見ている方にどれだけ響くかわらないけど、思い切って在庫しました(笑)

 

本当におすすめ!!

 

 

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