先日、知人のオフィス移転のため、備品類のほとんどを廃棄するということなので、仲間と一緒にトラックで物色しに言った時のことです。
関空方面から阪和自動車道に入って大阪方面へ走っていた時のこと。
ふと、バックミラーを見ると、白バイが3台ピタッとくっついています。
私 「やばい。スピード違反してもうた」
と、メーターを確認すると、なんと「60km」。スピード違反じゃないし。
すると、一台の白バイが猛スピードでトラックと並走し何やら叫んでいます。
恐る恐る、窓を開けると、
白バイ隊員 「もっと、早く!スピード出して!」
と言うではありませんか。
私 「は、はぁ~ん。遅すぎたってわけだ」
で、「80km」まで加速。
白バイ隊員 「もっと!もっと!早く!」
私と友人 「なんじゃこりゃ。これでスピード出して、はいスピード違反って切符きったら詐欺だよな」
と話しつつ、100kmぐらいまで加速。
それでも3台に白バイは執拗に追いかけてきます。
ふと気がつくと、周囲に車の気配がありません。
確かにゆっくりと走っていましたが、車で追い抜かれた気配がないことに気がつきました。
ICで料金収受のおばちゃんに聞くと、どうやらオランダからのVIPが来日するとのこと。
そうか!、通行止めだったんだ。
つまり、我々が入ったとたんに通行止めにしたみたいで、白バイ隊員は「警護の邪魔になるから早く出ろ!」ということだったわけです。
「止まりなさい!」という声は何度か聞くことはありましたが、「もっとスピード出して!早く!」は初めてでした。
あれで、スピード出しすぎて事故でも起こしたらその責任はどうなるのだろう・・・とふと思った出来事でした。