山の歩き方
皆さんは、山を登っているとき何を考えていますか
僕は一歩ずつ足を出すこと以外は考えていません。ただ、自分がそこにいることの幸せとその場所のすべてを五感を使って感じようとしています。
さて、登山口からある山の山頂までコースタイム2時間30分の登山を計画いたしました。
皆さんは、2時間30分という時間をどう考えますか。
ガイドブックのコースタイムには休憩時間は含まれていません。一度コースタイム1時間に10分の休憩を入れて歩いてみてください。想像以上にゆっくりなのにびっくりなさることだと思います。また2時間30分の時間以内に登ったということに達成感を感じられる方もいらっしゃると思いますが、山を登るという観点からしたら何の意味も持ちません。
まずは、時間を気にせずに、息が弾まないようなペースでゆっくり登ること、そして持続させることです。
歩く技術
秋田県人は自然に山道を歩く技術を身につけています。山での正しい歩き方、それはつるつるに凍った道路の上を歩く歩き方がまさしく山道での歩き方になります。
その歩き方は、静移動静加重という歩き方です。ポイントは、
・足音を立てないようにして歩く
・足の幅は肩幅ぐらい
・つま先は若干外側を向く
・2本のレールの上を歩くように歩く
・歩幅は、靴の長さ+10cmくらいを目安にしてください
・踏み出した足に一気に加重せず足を置いてから静かに体重を移していく
というところです。
あと、股関節を吊り上げるような意識を持てば、登りの段差も筋肉に負荷を与えずに登ることができます。
急斜面やザレ場では、つま先を普段よりも大きく外へ開きます。そして開いたつま先から90度の方向へ足を踏み出します。そのとき後ろ足は蹴らないようにします。
斜めの斜面を横切るときは、山側の足を進行方向に向け、谷側の足を斜面の下に向けます。
下り斜面では、足を一回前に出したものを後ろに引きながら靴底を斜面に対して平らに置きます。
ただし、足を置くステップは必ず前にばかりあるとは限りません。一歩踏み出した後ろや横にもあります。とにかく一歩一歩の段差を小さくすることが、疲れずに歩くコツです