今回は本題とは少し離れます。
今話題になっている会計関連本の紹介です。
とても分かりやすく書かれていて、内容も面白いです。
ただ、この本で会計の何が分かるのかといえば、かなり微妙です。
また、ある程度の知識がある人には当たり前の内容ですから、
期待倒れと感じる方もいらっしゃるはず。
この本で会計(経理)の勉強しよう!というより、全く素人でどこから
入ったらいいのかすら分からない、という方に適してると思います。
すくなくとも、会計に対しての拒否反応はでないでしょうから。
実は私が取り上げた理由は、この本の内容云々ではなくて、
そのマーケティングについてです。
たしかに、さおだけ屋はあちこちで見ますし、さおだけが売れてるところを
見たことがないですが、実際にある程度の数の「さおだけ屋」がいるのも事実です。
「どうしてあの商売が成り立つんだろう」と私も疑問に思ったことがあります。
そういう身近な疑問をうまく会計と合わせて商品に仕立てたところがすごいですね。
本の内容が優れているかはともかく、少なくとも商品性はとても高い本です。
売れる商品というのは、ユニーク性がないといけません。
本の著者も言ってますが、会計関連の本は「つまらない」「難しい」がほとんどです。
そういう意味で(たとえ内容が多少薄くとも)「分かりやすい会計本」は
ニッチであるといえます。・・・いや、ニッチどころか、実際は会計のド素人が
世の中には大半ですから、潜在的に大きな市場があったとすら言えます。
「なんで、こんなに内容が薄い本が売れてるんだ」という方もいらっしゃるようですが、
この本は、そういった売れる商品のマーケティング性をうまく引き出している
本だと思っています。
