神経症は、不安・恐怖・強迫・ヒステリー・・・・・等様々な症状があります。

この神経症になる原因としては、大きく分けて二つのタイプになります。


その1


はっきりしたストレスやショック出来事があった場合です。

大災害にあったり、破局的な大きな出来事に遭遇、また死の恐怖が生じるような暴行を受けた時、最愛の人を突然失った時等がこれに当てはまります。

また、これより比較的軽いと思われる、失業、社会的にな弊害を受ける出来事、人間関係のひずみ等の後に、本にとってははっきりとしたストレスとなり起こる反応です。


大きなストレスを受けた直後に起こって、数日で消えてしまう反応(不安が多い)と、しばらく期間が経過して(数ヶ月以内)起こる場合があります。

後者の場合は、ショックだった出来事が、夢など現れ、心の中から消えないとゆう状態が主になります。


その2


他人からみれば、普通の日常範囲内の出来事と感じることでも、本人にとっては深刻な体験があって起こる場合は、立ち直ろうと適応しようと努力している途中で生じてくるので、これを適応反応と呼びます。

この場合は、不安と憂鬱が主で、たまには怒りも生じます。


また、重い症状の場合は、行動に乱れが現れることもある。

青年期の症状としては、本来はおとなしい人が攻撃的で反社会的な行動に一時的に向かい事があります。

幼児ならば、指しゃぶり、夜尿など退行行動が現れやすいといわれています。


適応反応は普通6ヶ月以上続くことはないとされています。6ヶ月以上続く場合は、適応反応ではなくもっと重い障害の可能性があります。


一般的に、人間の心は強いものです、6ヶ月もいろいろと悩み続けていても、時が心を癒して自分の新しい世界を築いていくものです