森田療法は、神経症に対して代表的な治療法です。

大正8年(1919)に、森田正馬精神医学博士によって、創始された精神療法です。


恐怖症、強迫神経症、不安神経症(全般性不安障害・パニック障害)心気症などが主な治療対象となっています!

特徴は、神経症になりやすい人を基に、精神交互作用の心理的メカニズムで発症すると考えた。これは、不快な感覚に対して注意を集中すればするほど、不快感が増大することをいいます!

また、ふとしたきっかけで不安が増し、心気症になりやすい性質(ヒポコンドリー)の基調説です。


入院治療が主流ですが、外来治療も行われる事がある。

治療の区分(入院)通常、1ヵ月間程度かけて行います。


1、絶対臥褥期

 個室に隔離し、活動を制限する。

2、軽作業期

 外界に触れて、軽作業を行う。

3、重作業期

 睡眠時間以外は、殆ど何かの活動をする生活にし、肉体的な作業も行う。

4、退院準備期

 日常生活に戻れるように、社会生活訓練を行う。


基本的な考え方


1)不安・恐怖、そして、苦悩は生きる欲望ゆえに起ると理解。

2)恐怖、不安・苦悩などを取除こうとと、これから逃げようとすると、不安、恐怖などが益々増大する。

3)とらわれる心を目標とし、とらわれの心を打ち砕くことを、治療の目標とする。

4)不安、恐怖、苦悩そのものを受容することと生きる欲望を重視する。(あるがまま)

 不安を抱いていても、家事や仕事、勉強など、今日一日の行うべき事を、出来るだけ建設的に行う具体的な日々の営みを行う事を指しています。


尚、治療効果を得る為には、患者自身の『治ろう』とする意思が重要です、この心構えが不足していると、治療の過程で挫折して、脱落しやす・・・望む結果が得られない!

森田療法は、病気として治すのでなく、患者自身の日常生活の行動パターン等の修正を通じて、神経症の症状を受け入れて治癒に至る療法といえるでしょう!



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