12月上旬。
ジムのストレッチエリアにいると
ハタチくんが隣にやってきて
「ちょっと相談にのってもらえますか
」
〝ええよー、お母ちゃんでよければきくよー〟的な軽いノリだったんですが
「今度の成人式の時に代表挨拶をお願いされたんですけど、断わりたい気持ちが半々あって………」
「えっ
なんで
なんで
めっちゃ光栄なことじゃん。
地区代表なんて簡単になりたくてもなれないんだろうし。
私が親だったらめちゃくちゃ嬉しいけど。
みんなの前でスピーチするの苦手なの
」
「いや、そんなことないです。成人式に出ないつもりだったんで。なんか、めんどくさいなー
って」
「結婚式と違って一生に一度だよ
スピーチはともかく出席だけしておいで。その後の同窓会だって楽しいよ
」
代表挨拶を依頼されるハタチくんは
生徒会長を務めたり、学年トップを維持していたスーパーエリートくんでした。
でもこの会話、実は私はハタチくんの地雷を踏んでました。
一番最初の代表挨拶依頼。
私はてっきり何気ないご報告ばかりと思ってたんです。
でも相談したい。つまり悩んでいるからなんですよね。
なんで辞退したい気持ちが50%あるのか
読み取ることができませんでした。
「実は、中高と陰湿なイジメにあっていて成人式出るの嫌なんです」
えええええーーーーーー![]()
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なんで気安くスピーチや同窓会出席した方がいいなんて言っちゃったんだろう。
〝うんうん〟と話を最後まで聞いてあげればよかった。
「無理する必要はないよ」
「成人式なんて出ても出なくてもその後の人生に影響はないから」などなど。
もう手のひらを返したようなコメントに
〝軽々しく相談にのってごめんね〟と
心の中で深く詫びました。
まだまだ、人の心が読めません
あー、もうッ



その後のハタチくん。
「アドバイスのおかげでなんか吹っ切れました」とのこと。
「イジメた奴を見返してやる気持ちで挑んできます。相談して良かったです」なんて言われちゃいまして
〝なんてええ子なんやー!〟
〝お母ちゃんはいつも応援してるからね
〟と心の中でガッツポーズをしました。
そして昨日
オーダースーツをビシッとカッコよく着こなした写真を見せてくれて、スピーチもバッチリ暗記、同窓会にも出るとのこと。
我が子のようなハタチくんの成人式が楽しみです。

