そこかしこにあって、
私を含めみんな、
だいたいが気づかないうちに
自然に色眼鏡をかけてしまっている。
だから、真実をみるというのは、
想像を絶する難易度である。
しかし、難しいようでいて、
肩の力を抜いてふっと見たものが
そのままであり真実だったりする。
何が言いたいかというと、
彼や是や言われたり見えたりすることに
いちいち反論したり真面目に聴いたりは、
切りがなさすぎる、ということだ。
物事は、その当人から見て
見たいように見えるし、
見たくないと思えば省かれるし、
反対に大きく増長したりするし、
兎角、当人にしか変えられない。
私も色眼鏡をかけているんだろうけど、
今のところ意識してかけているのもあれば、
全然知らずにかけている眼鏡もあるだろう。
そう思えば思うほど、
他人が見ている世界は
そう馬鹿にしたものではなく、
しかしながら
確からしく見えてもその実、
虚ろなものでもある。
そんな瓶底眼鏡の有象無象が
あーだこーだと言い争いをして
ごちゃごちゃと五月蝿くしている様は、
まさに「どんぐりの背比べ」に違いない。
宮沢賢治という人は、本当に、
本当の事を追い求めて
丁寧に生きた人なんだなぁと、
心から尊敬する。
彼が書き残した理想は、
まさに人の在り方の理想である。
