喉の奥に、まだ咳の素がある。
朝起きると存在が分かる。

好きなだけ炎症を起こし、自己治癒するがいい。
見守るよ。


さて、断酒して171日目。

最近はシアナマイドと、ハーブティーを
朝飲むことが多くなってきた。


妻とは朝起きる時間がちょっと違う。

私は5時半〜7時の間に
どうしても目が覚めてしまう。

妻はだいたい9時頃に目覚めることが多い。

それもこれも、アルコールを断ちはじめ、
夜出歩いていたネオン街から
すっかりさっぱり離れた生活をし出してからだ。

妻も私も、
以前は完全なる夜型スタイルで、
休みは13時か14時まで寝ていた。
朝の3時4時まで起きていた。

出会った頃、妻は昼14時から夜24時まで
年間360日働いていた。
労基に完全に抵触するブラックさ。

私もその時の上司はワーカーホリックで、
チームみな朝8時から深夜2時まで働いていた。

当時、妻は私のことを心配してくれたけど、
生理がこなくなって数年経つとか、
食べても吐いちゃうとか、
あっけらかんと笑う貴方をこそ、
当時の私はすごく心配していたんだよ。


{20E7C3BD-6DF2-47CE-BAF4-EDD98CEDB4DF}

{4AB3E869-E48B-4293-9885-E6CEDE631718}

本当に、何度思ったことか。

「貴方のようであれたら」と。

憧れと羨望と、少しの嫉妬。

輝いている。今も昔も。

私の太陽だ。





断酒会で、
「夫は私の友達に会わせたいと言ったら、
妙にキョロキョロして挙動不審だった。
あれもアルコールの弊害だと思う。」
と語った。

懐かしいなぁ。

それは、まだ酒を大量に飲み、
悩んでいた頃だ。



私はあのとき、
妻を「美人局(つつもたせ)」だと思った。

友達に会わせるという話にしておいて、
いって見たら妻はおらず、
ノコノコ丸腰で指定の場所に行ったら私は、
店の片隅で屈強な男たちに囲まれて、
タコ殴りにされ、毎月金を要求されると思った。

なぜか、そう確信した。

あぁ、こんな美人が、
こんなカスみたいな俺と、
そもそも付き合ってくれるはずないじゃないか。
最初からそれが目的だったんだ。

あーぁ、やっぱりそんなことか。
おかしいと思ったんだよな。
そんなもんだよな、世の中。

その妄想を信じ切り、
応戦できるように
果物ナイフをポケットに忍ばせて、
妻の友人との会食に臨んだ。

実際はただ地元の友人(女性)が来ただけ。笑

今から思えば、実に
奇妙な思考回路だ。
おかしいのは己の脳味噌だった。

アルコール依存症の弊害のひとつ、
被害妄想に陥っていたんだろう。

そりゃあ、妻から見たら、
挙動不審だわな。笑


当時は誰もかれもが悪口を言っていて、
自分は死んだほうがいい人間だけれども、
仕事をしているからまだ生かしておいてもいい。
死ぬと親族に迷惑がかかるから、
死んではならず、
生きていなければならず、
そのためには仕事をして
社会に貢献していなければ、と
不安で不安で夜も眠れなかった。

自己肯定感などなく、
限りなくマイナスに近い地平線を
這う日々。

眠れなくて毎晩大量酒を飲み、ブラックアウト。
毎日ゾンビのように働いていた。

死にたいけど迷惑だから死んではいけない。
生きたいけど生きていていい人間ではない。

生きていても死んでいても迷惑なら、
いっそ灰になって消えてなくなりたい。
そんな毎日。

あれでよく働けていたな、と思う。