向長(字は子平)


河内郡の人、




官にはつかず隠居していた。




性格は穏やか。




生活は貧乏で、


飯も食えない(まあ、


職についてないから)。




物好きな人が食物を


届けると、腹いっぱい


食って後の残りを返す。


(貯めおかない。)




『老子』、『易経』を愛読。


(所謂、老荘思想。


後の竹林の七賢みたいな。)






王莽の大司空が毎年、


彼を招聘する。




何年かしてようやく出てきた。






ところで、(招聘)は招くこと。


類義語で(招致)がある。




「東京へオリンピックを招致」


的な。




閑話休題。




王莽の大司空(漢代には


御史大夫、後漢では司空。


丞相の副)が王莽に彼を


推薦したいという。




向長は


「絶対にやめてくれ。」


と。




大司空はこれであきらめた。