登場人物


秦王…昭襄王



白起(武安君)

…秦の将軍


范雎(応侯)

…秦の宰相


王齕(オウコツ)

…秦の将軍 白起より下




趙王(丹)…孝成王




ところで范雎。

何で「応侯」?

本来、王は周に一人。

後の国は周王から

領地を与えられた諸侯。


戦国になると諸侯が

勝手に王を名乗る。


そしてその国で諸侯を。


閑話休題。







秦はまたもや、軍勢を

繰り出し、王齕に趙を討たせた。

趙の都邯鄲を包囲。

8~9ヵ月に及ぶが落ちない。


そればかりか趙王(孝成)は、

軽装の軽騎兵を繰り出し、

秦軍の後方を脅かす始末。


そのため秦軍はたびたび

敗戦の憂き目をみた。


武安君が言うには、


「臣(白起)の謀を王は

聞き入れなかったが、

今、果せるかなこの仕末。」


王はこれを聞いて大変怒り、

武安君に会い、無理やり陣頭に

立たせようとした。


王が言うには、


「君は病んでいるとは

言うものの、私のために

寝ながらでもいいから、

将となって戦ってほしい。

私はこの戦に勝つことが

願いなのだ。」と。


又、秦王は、


「君がこれに勝ったならば、

私は君に重い恩賞を取らせる

だろう。もし行かぬというのならば、

私は君を遺恨に思うぞ。」と。