『三国志』の著者
陳寿が言うには、
「諸葛亮の宰相ぶりは、
人民を慈しみつつ掟を
示し、役人を取り締まる
のに臨機の制度により、
誠心を抜瀝し公平な道を
布いた。
忠義を尽くし当世(とうせい)
に益のある者は仇でも必ず
褒め、法を犯し怠慢なもの
は親戚でも必ず罰した。
罪に服し真情を吐露する
者は重罪でも必ず宥し、
言い逃れようと言葉を飾る
者はたとえ軽罪であっても
必ず罰した。
善行はどんなに些細なこと
でも必ず賞し、悪事は
どんなに軽かろうが必ず
咎めた。」
一旦。
瀝…汁をこしてしぼり出す
宥…ゆるす、なだめる 宥和