朝のニュースで


能登半島の地震の被害で

出た大量のゴミの

仮置き場と処分問題について

やっとった。


むかーし


阪神淡路大地震の時も


ようけ、災害ゴミ、出てなあ。


ほんで

神戸の山の中に


「とりあえず、とりあえずな!」


「仮やから、仮にここに置いといて

道路やら何やらが復旧したら

また、運び出すから!」


「緊急やから!

急ぎで何とかせなアカンから!」


ってんで


金属製品も

電化製品も

プラスチック製品も

布製品も

木製の物も

土もコンクリも

瓦礫と


なんもかも

とりあえず

ダンプに積んで


使える道を使って

バンバン捨てに行って

ピストン輸送で


捨てて

捨てて


場所がなくなったら


とりあえず

鋼板の仮囲いで目隠しして


次の山の中に

〈 とりあえず 〉運んで


谷もなんもかも

埋め尽くして

山にしてた^ ^


結果から言うと


もう

なんともならんかった。


ゴミの山は

風雨にさらされて

落ち葉や

飛んできた土や砂に埋まり


そこに木が生えて

いつのまにか

生い茂り


さらに

どないもできんようになり


今じゃ


遠目に見たら


すっかり

普通の雑木林のある


山^_^



たまに


山歩きなんかして


「あ、ここ、捨てに来たとこや」


って

思うてたら


29年前に

埋まってたもんが


雨で持ち上げられたり

木の根で

持ち上げられて


地表に

顔を出しとる。



バスタブなんて

腐食せえへんから


そのままやな。


金属のもんは

もう、錆び錆びで

あと10年もすりゃ


跡形もなくなるんちゃう?


木製の椅子やテーブルも

布製品も


風化して

ボロボロになっとる。


100年も経てば

バスタブや

ブラウン管テレビも

土に帰るんやないかの??



何年か前


西区の山の中にある

あるお寺さんの横の

小高い山に


鬱蒼と生えてきた

竹林をなんとかならんか?


って

頼まれて


手当たり次第に

切りまくって来た。


近所の空き畑を借りて


そこで

バンバン燃やす。


切っては燃やし

切っては燃やし


青竹も

いっぺん

火ぃがついたら

よう燃える♪( ´▽`)


だいぶ

見晴らしがよくなってきた。


古いお寺にも

日が当たるようになってきた。


竹を切ってて

つまずいて


足元を見た。


散水栓の

地面に埋める

鋳物の箱が

土から顔を出してた。


よくみると

あっちこっちから


色んなもんが

飛び出してた。


明らかに

災害時の解体ゴミやった。


あとで

住職に聞いたら


あの地震の折り


捨て場に困ってた

産廃業者が


寺の敷地に

捨てさせてくれ

頼んで来たので


これは儲かる∩^ω^∩



許可をして


バンバン捨てさせて


近所から苦情と来たけど


災害ゴミで

被災地の方が困ってんねんから


これは

良いことです!



説き伏せたらしい。



当時

経営に苦しんでた


檀家の少なーい田舎の寺やけど


それで


持ち直したんやてさ。



能登半島の


災害ゴミを見てると



色んなことを


思い出す( ̄▽ ̄)