今日


受け持ちの

中学校に行って


廃棄蛍光灯の片付けをしてた。


休み時間に


中学生にしては

驚くほどのガタイのええ男子が

やってきた。


「ええ首と腕、しとんの」


「せやろ

シュート(ボクシング)やっとるねん。」


「強いんか?」


「高校生相手でも勝つで。

ケンカも負けたことない!」


「そうか、すごいの」



そんな話をして


ふと

昔のことを

思い出した。


25.6才の頃

たまに

同じ現場になる

ハタチ凸凹の

若い子と

よく同じ現場になって


一緒に弁当、食ったりしてた。


「和尚さん」


「ん?、何?」


「俺、ケンカ負けたことないんすよ」



確かに


首がサスケの親父くらい太いし


太もももパッツパツ。


広背筋もモコモコで

いかにもって感じ^ ^


なんか

格闘技をやってたんやろな。



こいつは

仕事は

もひとつやったけど


なんせ

腕っぷしの話を

ようしてた。


「一対一やったら

負けたことないし

袋(叩き)にされても


負けを認めたこと

ないっすね。」


「そうかー

すごいな。

ごっついガタイしとるもんの」


何週間か後


あんまり

噴き上がってるもんやから


50才くらいの


土方8段のおっさんに


足腰立たんようになるまで


いわされてた♪( ´θ`)



それでも

三日後には

現場に出てきて


「まだ、まいった言うてないから

負けちゃう!」

って


根性、見せてたわ。


一銭にもならんのに^ ^




また

ある日


だいぶ月日が経って


親父の介護をしてた頃


親父を

病院に連れてって


診察室に

おかん共々

放り込んで


待合室で待ってた。



ちょっと

ヤンキーっぽい

学生が2人。


じゃんけん勝負をしてた。


ほいで


負けた方が


「うっわ!

俺、生まれて初めて

じゃんけんで

負けたっすよ!!


マジっすか!?


先輩、ばり、じゃんけん強っ!


今まで

無敗やったんすよ!


先輩

すごっ!!


無敗の俺に

勝ったっすよ!


まじ、無理!!!ー」




あそこにも


不敗のオトコが


おったなぁ( ̄▽ ̄)