今日

仕事の帰りに

スーパーに寄った。


夕方の買い物時。


自転車がたくさん

止まってた。



たくさん

倒れてた。


将棋倒しってやつやな^ ^


ちょっと

ええカッコしたろ


思うて


将棋倒しの

1番手前の

電動ママチャリを


起こそうとした。


ところが


ハンドルと右ブレーキレバーが

一緒になって

倒れてる

隣のチャリの


前輪のスポークの間に

入り込んだ


抜けない。



ヒョイと

起こすんは諦めて


しゃがみ込んで


がっしょがっしょと


絡まったハンドルを抜こうとした。




こーゆー時は

こうなるわな(T . T)



案の定


電動ママチャリの

持ち主が

買い物から

戻ってきた。


「あのー

ちょっといいですかー」


子連れのヤングママは

できるだけ感情を

表に出さない

平板な声と顔で


俺に声をかける。


「あー

すんまへんなぁ。

起こそ思うたら

ここが

絡まってまんねん


んー

よいしょーー

よっよっよっ」


ぐっぐっぐっと

引っ張るけど


抜けない。


横目でママさん見ると


明らかに

俺を疑ってる。


そらそうや。


何の縁もゆかりもないヤツが


ようさん

将棋倒しになってる

自転車を起こしたりせんわな。


そんなことするん


その場から

よう逃げ出さなんだ

犯人だけやん(^◇^;)



しか


抜け


ない。



そうこうしとるウチに



他のチャリの持ち主も

戻ってきた。


倒れてる自分のチャリだけを

起こして抜いて


さっさと

帰りたいけど


俺が

2台と格闘してるから


自分のチャリを

出すことができない。


とても


恨みがましい目で


俺を見とる。



ちゃうねん!


ちゃうねん!!


俺やないねん!!!



俺は


単に

ちょっとの親切心を出して


「あゝ

今日は一善できた。

俺は善人や♡」

って

寝る前に

悦に入りたかっただけやねん!


俺は


犯人や


ないねーーーーーーーーーん

。・゜・(ノД`)・゜・。



どんどん

ヒトが増えてきた。


見るに見かねた


おっちゃんが

助けてくれた。


部活帰りっぽい

高校生も

助けてくれた。


見知らぬジジイが


「こんなんなってもたら

大変やなあ。

てっとう(手伝う)たるわ。」

って


チカラを貸してくれた。



そうこうしてるウチに


もしかして


実は


俺は


ほんまは


自転車を倒してて


その弾みで

将棋倒しになって



あー

あー

あー



焦って


最初の

電動ママチャリを


起こそうと

してたんちゃうか???


って

気になってきた。



あれ?


どっちの記憶が


ホンマなんやろ?



ようやく

抜けた。


「アリガトウゴザイス」


とても

真っ平な声で

礼を言われて


ママチャリは

走り去った。


他の人々も


ぶずーっとして


帰って行った。



手伝ってくれた

おっさんと

ジジイが


「なんとかなって

よかったなぁ」


って


励ましてくれた。



あれ?


もはや

犯人やん。


でも


頑張って

起こしたから


罪を償ったみたいに

なってるやん。。。


おっさんも

ジジイも去った。



どっちなんやろ?



俺。


もう

記憶がハッキリせん。


確か


倒してない


気はすんねんけど



「絶対

倒してないよな!」


って


言われると


もう


絶対は

分からん。



俺は

倒してない


とは


思うねんで


でも


そうやって


まわりが

固まって行くと



もしかして



やってもうた???


って

なるなぁ。


これが


冤罪の


始まり


なんやな



思うた。



明日


あのスーパー行って


防犯カメラ

見せてもらおかしらん

( ̄▽ ̄)