フランスロックダウンを期に、5年ぶりブログ再開。
5年。そう、もう5年もブログをアップしていない。正直に言うと、頭の中で、ヘアスタイリスト活動に集中する部分が多くなり、書くことにマインドの部分で余裕がなかったんです。せっかく読んでくださっている方もいたのに、勝手な言い訳ですね。ライター経験あると、「これ、伝えたい!」って言う気持ちはいろんな場面であります。でもデスクに座って、文字を書くメカニズムが5年間、止まってた。世界中は今コロナウィルスの危機の真っ最中。フランスはロックダウン39日目です。世界の事、人の事、自分の事。。。いろんな事を考えさせられる1ヶ月が過ぎました。予定されていた撮影の仕事はキャンセル、テレビの仕事もスタッフを最小限に縮められ、5月のカンヌ映画祭、6、7月のファッションウィークもキャンセル。仕事の見通しがない事は心配だけど、それよりも今、まず今起きている危機で頭の中はいっぱいでした。1ヶ月はあっという間に過ぎた。医療に当たる人々、ホーム学習をする親子、食料品を提供する人々、こんな事態に社会を出来るだけ清潔に、機能的に保つために働く人々に感謝。私が出来ることは、家にいると言う簡単な事。この先予定もない、ポカーンとあいた日々は、大きな真っ白な画用紙を目の前にしたようだった。ロックダウン初期:これまでやりたかった事をやろう、学びたかったことを学ぼう、家の整理、修理、、、、と頭の中で予定を立てていった。日々が過ぎるにつれ、刻々と変化する社会の状況と、自分でどうにかできる永遠と続く自由時間の中で、自分の気持ちとか、考えもくるくると変化していった。他国にいる母や友人をここまで大切に思ったり、ずっと会ってない友人、知人の事を思い出して連絡をとったり、自分のレベル、社会のレベル、地球のレベルにおいて、今後どうなって行くのだろうと考えたり、、、時間があるから、考えられて、色々なことに目をむかされ、気がつくことが出来た。予定した「やりたい事」は予定通りに進んでいなくても、それよりも大事なことを経験できている。今では「真っ白な画用紙」を前に思い通りの絵を描こうと言う感覚はなく、自分は流れや温度も変化する広い海のど真ん中にいるような感覚で、この広い時間が自分に気がつかせてくれることをありがたく思っている。色々な事に目を覚ませてくれたこのコロナ危機の最中。考える事、経験する事を文章にしたくなったんです。読んでくださる人はもういないかな? 自分だけの日記になってしまうかもしれないけど、少しでも残していきたいと思います。やりたいと思った時にやろう。言いたいと思った時に言おう。以下、フランスのロックダウンまでの経緯 をお伝えします:3月12日:イタリアに続いてフランスでも感染が広がり始めたため、マクロン大統領は外出自粛と学校の閉鎖を発表。2日後、食料品,薬局,ガソリンスタンド,銀行,タバコ·新聞販売所といった国民生活に必須のものを除き,(レストラン,カフェ含む)全ての商店の閉鎖を発表。17日:厳格な移動制限措置がとられる。(基本的には自宅待機)。 1メートルの距離を守り接触を避けた形での買い物,通院,テレワークは例外と見なされ,事前に証明書を取得しておくことで移動が許可される (違反すると罰金)。これを期に、公共交通機関(航空便も含む)の運行状況も徐々に減少。その後、外出制限の取締りが強化、フランスの一部都市において夜間外出禁止令、日中の運動のための外出は禁止、3月29日以降4月下旬までの間について,JAL便·ANA便は欠航。。。などと徐々に厳しくなった。4月10日から、病院に運ばれる感染者の数が徐々に減少中。ロックダウンの成果かと。ロックダウンは現在5月11日まで延長となっている。**詳しくは https://jp.ambafrance.org/article15614