子どもと大人の第二言語習得は
何が一緒で何が違うのか。
その特徴を把握すると
バイリンガル子育てに幻想も抱かず、
大人も挫折せずに英語学習を楽しく
続けていけると思います。
1) 大人も子どもも繰り返さないと忘れます。
子どもは記憶しやすいですが、忘れにくいわけでは
ありません。繰り返していなければ、あっという間に忘れます。
こどもはまさに環境に左右される生き物です。
大人も一度学んだことの復習が大事です。
何度も繰り返して、言語を獲得していきます。
2)子どもは理解を必要とせず、大人は理解を必要とします
子どもは理解しないでも言葉自体を聞いて覚えていきます。
成長に伴い抽象度の高い言葉もイメージとして理解していきますが
最初は音として言語をとらえ、何度も口にだして自分のものにしていきます。
反対に大人は理解できないと全く覚えられません。意味のない言葉を
記憶することに苦痛すら感じます。こどものように音だけ捉え
暗記するよりも文字を確認し、意味を把握したほうが早く記憶できます。
大人と子どもは記憶するメカニズムが違うようです。
私自身「イメージトレーニングで夢をかなえました2
」で
書いたように子どもの頃は旅行会話のテープを聞いただけで暗記してました。
今同じことをやろうとしても、できないですね。
3 大人も子どもも言語の基本は音であり、
対話(Interaction)を通して言語を獲得していきます
大きな共通点は対話ーひととのやり取り、コミュニケーションを
通して人は言語を獲得していきます。もともと言語はコミュニケーションに
必要であるがゆえに発達してきたわけですから、当然ですよね。
以上のような特徴を踏まえれると、言語習得の基本は繰り返しと
対話ですが、大人とこどもではインプットの仕方に
工夫が必要となります。
具体的なインプットの方法は
英語脳トレーニング
で詳しく述べていきます。