NISA制度は国が設けた国民一人ひとりが運用して自分の資産を作ることを後押しする制度です。
ただし、これには真の目的があるはずです。
ただ単に国民にお金持ちになってもらいたいという純粋なものだけではないと思います。
この制度を作ることで、確実に利益を得る会社や国が存在します。
運用手数料によって証券会社の利益になったり、今まで証券会社を使っていなかった人が大量に証券会社に流れ込んだので、今後NISA以外の枠でも投資してもらうことで手数料を獲得できることもあるでしょう。
また、今は米国株に投資する人もかなり多いので、これで恩恵を受けるのは米国企業です。
政府が海外に支援すると、岸田総理が日本を世界のATMにしていると言われますが、NISA制度は見方を変えると、制度を導入することで国の予算だけではなく、個人のお金までも海外に流出させていると考えることもできるのでしょうか。
もちろん、海外の株式が上がり続けて、保有している日本人がその利益の恩恵を預かりそれを国内の消費に使えば、いい循環を作ることができますが、本当にそうできるのかは疑問が残ります。
そして最後は、債券がNISAの対象から外れているところにも何か裏があるのではないかと感じてしまいます。
純粋な債券はNISAの対象から外されており、債券を含むファンドであれば、対象となるものがあるというわけです。
債券は、手数料がかからないので、証券会社にとって利益のない商品となります。
一方、債券を含むファンドは運用会社が運用手数料を取れるので、利益にすることができます。
いずれにしてもNISAの運用方法は各個人が事故責任で行う必要があるので、国民全体としてはかなりリスクが高いと思います。
SNSで見たこと聞いたこと以外、金融、経済を理解し、企業分析を行って投資する人がどれほどいるでしょうか。
インデックスで長期分散すれば勝ちだと行っている情報が全員に周り、道端の人がインデックスといい始めたころは暴落が近いことを示しているかもしれません。
自分の金融リテラシーの教育には自分で責任をもつしかありません。
引き続き勉強していきましょう。