FIREをすると自由な時間はめちゃくちゃ増えると思います。

 

でも、大多数の人にとってはFIREは、生活スタイルに合わない可能性が高いと思っています。

 

今日はその理由をいくつかの視点から考えてみたいと思います。

 

  自由時間の難しさ

 

FIREすると自由な時間がかなり増えると思います。

 

これ自体は、とてもいいことで喜ばしいことです。

 

一方で、自由を謳歌するためには、主体性や責任や自己管理能力などが必要になります。

 

一日会社で忙しく過ごしていた人は自由時間がほしいなと思っていたと思いますが、もしも毎日仕事に行かなくていいよと言われたら何をするでしょうか?

 

単純な答えとしては、世界旅行、漫画を読みまくる、寝坊するみたいな答えになるかもしれません。

 

一ヶ月や二ヶ月の自由なら、自分の今までやりたかったことをやってみるで、普段と違ったとても有意義な時間を過ごせるかと思います。

 

でも、FIREの自由な時間は永遠に続きます。

 

自由な時間をどのように使っていくのかは、本当に人生でやりたいことと向き合って決めていかないと、自由な時間が次なる悩みの種になります。

 

その理由の一部は次の理由とも関係しています。

 

 

  お金を払う喜びではFIREを維持できない

 

自由時間の話の続きですが、自由時間に世界旅行に行きたい、日本中を旅したい、美味しい料理を食べまくりたい、時間ができたからGymに行きたい、エステに行きたい、など時間があるとやりたいことがたくさん出てくると思います。

 

でも、よく考えてみるとほとんどお金がかかることです。

 

今までは仕事をしていたから、自由な時間がなく、使われずに溜まっていたお金を、自由な時間を手にした瞬間から、どんどん垂れ流すようになっていってしまっては、FIREを維持することができなくなります。

 

もちろんFIREしたあとの収入も十分高ければ、やりたいことにお金と時間を存分に使って行きていくことができると思いますが、大多数の人にとってはここにたどり着くことができません。

 

 

  FIREするための心構え

 

サラリーマンの目指す億り人FIREくらいだと、「自由時間に自分のしたいことを自由にできる」のような甘い考え方では成立しないということだと思います。

 

一方で億り人FIREはしないほうがいいのかという問いに対しては、必ずしもそうではないと思います。

 

なぜなら、自分のやりたいことが明確な人にとっては、自由時間が増えることは最高の幸せだからです。

 

例えば、読書が大好きな人がいて、一生本を読み続けたいと考えてるとします。

こういった人は、読書すること自体にお金をかける必要は殆どないので、獲得した自由時間を好きなだけ読書に費やすことができるので、かなりの満足度の高い生活を送ることができるのではないでしょうか。

 

自分は、もしもFIREしたらどうするかを自問して、実際に億り人になるまでにこの質問にしっかり答えられるようになることが重要だと思っています。

 

  1. 自由な時間を何に使うのか
  2. そのやりたいことで出費が増えてFIREが成立しなくならない可能性はないか

 

  私の目指すFIRE

 

私がもしも自分がFIREしたらについて、現時点での考えを書いておこうと思います。

 

自分は新しいことにチャレンジするのが好きなので、今までお金を払って受けていたサービスを自分でゼロからやってみたいなと思っています。

 

例えば、毎年家族でプロに記念写真を撮ってもらうとしたら数万円かかると思います。そして、毎年一生取り続ければかなりのお金になります。

 

一生続けたいなら自分が写真撮れるようになろう!というのがモチベーションです。

だってFIREしたら、自分を磨く時間はたくさんあるのですから。

 

料理もそうですね。

今までは美味しい料理をお金を払って作ってもらっていたと思います。

自分で美味しい料理を作って持てなせるようになるように、自分の技術を磨くために時間を使いたいと思います。

 

結局、自由な時間を使って、「自分ができなかったことをできるようになる」というのが、自分の幸せにつながると思います。

 

他にも、以下のような自己向上に時間を使いたいと思います。

  1. 哲学系の本を読んで自分の人生観を広げたい
  2. 運動にも十分な時間を使って心身ともに健康を維持したい
  3. 普段食べている食べ物がどのように栽培、育成されているのか自分でも弟子入りしてやってみたい
  4. 普段使っているものを便利にする方法がないか勉強して、自作のものを作ってみたい(DIYやエクセルマクロなど)
  5. 自分が成長できたら、人にもその方法を共有して社会に還元したい
 
FIREするにあたって、自分を人生というゲームの中心に置き、主人公である自分の能力を高めて先に進んでいくというような気持ちがあったら、とても楽しいFIREを生活コストを高めずに達成できると思っています。