今、含み益が膨らんでいて、投資ブームに乗っているたくさんの人が、ここから20年、30年と投資を続けていくと、必ず大きな暴落に遭遇すると思います。

 

それは、すべての株価が一瞬で半分になってまた戻っていくなら、まだ気持ちとしては続けやすいでしょう。

 

実際は、株価が半分になるだけではなく、何割かの企業自体が倒産して、株が紙切れになるということもあり得るのです。

 

持ってる銘柄の3分の1の銘柄が倒産して、残りは半分の価値になったとすれば、株式で保有していた資産は3分の1程度になってしまいます。

 

その時、今と同じ気持ちで投資を継続できるでしょうか。

 

「バーゲンセールだ〜、買うぞ!」と思えるでしょうか。

 

今大幅に下がった株価をバーゲンセールで買っても次の日には紙切れになるかもしれないという状況で何を買ったらいいのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。

 

2008年は、上場企業のうち34社が1年で倒産したということです。

 

実際に長く投資をすれば、自分の銘柄がいくつも紙切れになるかもしれない現実と隣合わせなので、その気持ちを忘れずに投資を続けたいと思っています。

 

想定外のことが起こると投資をやめてしまったり、暴落時の積立をやめてしまったりしまうかもしれません。

 

でも、投資は暴落時のいわばバーゲンセールを逃すだけで、数十年のリターンが大きく変わってしまいます。

 

普段から心の準備をしておく必要があると思いました。

 

定期的にこの意識を持つことで、株式市場を退場しないようにしていきたいと思います。