今日も、三橋貴明のYouTube動画を紹介したいと思います。

 

 

 

 

  少子化の真因

 

岸田総理は、「異次元の少子化対策」と言っていますが、

 

結婚して子供を産んだ人を支援しようとしてますが、結婚してから子供を生む率は変わっていなくて、結婚率が低下していることに問題がある(1972年100万組→現在50万組)という始まりです。

 

 

  結婚できない原因①雇用の問題

 

結婚ができない原因を見ていくと、一つは当然ながら所得です。

前回紹介した「実質賃金の低下」が結婚を贅沢品にしているんですね。

 

正規雇用の30〜35歳は60%結婚していて、非正規とアルバイトでは2割です。

 

結婚できる階級と結婚できない階級が別れてしまっています。

 

さらに、年収900万円以上の30代男性は9割結婚しているというのも出ています。

 

極端な言い方では、「年収」と「正規雇用・非正規雇用」で結婚できるか決まるという結婚は贅沢品となっている状態です。

 

雇用の問題を作り出した一つは、「消費税」です。

 

消費税は、「付加価値」=「人件費」+「利益に」にかかるので、正規雇用やめて社員を個人事業主にして業務委託にすれば、企業は消費税と社会保険料を減らせます。

 

これで非正規雇用が推進されました。

 

その結果結婚できない人たちを増やすことを後押ししてしまったという構図になります。

 

 

  結婚できない真因②東京への一極集中

 

もう一つの要因は東京への一極集中です。

 

特殊出生率は、東京圏、大阪圏、東北・北海道が一番低い都道府県です。

生涯未婚率は、東京が男女ともに最高

  1. 東京に行った女性は結婚しない
  2. 東京でも所得の高い男性が多い港区では結婚して子供を作る
  3. 東京に住んでる年収800万円以上の女性は結婚しない
  4. 東京に住んでいる年収300万円以下の男性は結婚できない
というふうに特徴を簡易的に説明しています。
全員に当てはまるわけではありませんが、大まかにはそうだと思いました。
 
つまり、年収の高い男性とそこまで高くない女性が結婚し、年収の高い女性と年収の低い男性は結婚しないという状況があると言及しています。
 
さらにこの状況を促進するかのように、東京へ人口集中は引き続き起こっています
 
結婚率、出生率が低い東京へ人が流れ込み、さらに未婚化、少子化が進んでいる状態です。
 
東京への集中の原因は、公共投資をみると南関東ばかりです。
地方の開発が進まないので、東京に来ないとお金が稼げず、多くの人が東京に出てきています。
 

 

  解決策

 

これら2つの原因に対する解決策を提示しています。

  1. 雇用環境の改善→消費税を減税
  2. 国民を全国に分散させる
2つ目の国民を全国に分散させるために、公共投資で日本海側を開発する提案を行っていました。
 
具体的には、今大型コンテナ船が入れるのは横浜だけだから、新潟にも大型コンテナ船が入れるようにして、日本海新幹線や高速道路を整備して、東京から日本海側へ分散をすすめるという案です。
 
とてもおもしろいですね。
 
日本に済む限り、日本の政治からは切っても切り離せないので、少しずつ勉強して政治を国民から変えていきたいなと思いました。