VWOの定額積立を始めたという投稿をしました。
その中でも紹介しましたが、楽天・VWOという投資信託もあるので、手数料など比較してみたいと思いました。
ETFと投資信託
- 両方あるときどっちがお得?
- 手数料
- おまけ
楽天・VWO
「楽天・新興国株式インデックス・ファンド」が正式名称のようです。
手数料の比較
- 購入手数料
- VWO: 0.495%
- 楽天・VWO(投信): 0
- 管理費用
- VWO: 0.08%
- 楽天・VWO(投信): 0.212%
- 売却手数料:
- VWO: 0.495%
- 楽天・VWO(投信): 0
VWOの手数料
購入と売却をセットにして考えるとVWOの手数料は0.99%となります。
10万円買えば990円です。
年間では、0.08%の管理費用なので10万円であれば80円。
0.99% + (保有年数) x 0.08%となります。 (単純化するため株価に変動がなかった場合)
つまり、10万円分買って、1年間保有して売却すると1070円の手数料です。全体の1.07%となります。
楽天・VWO(投信)の手数料
購入時売却時には、手数料はないので、 (保有年数) x 0.212%となります。 (こちらも単純化するため評価価格に変化がない場合)
何年保有すればETFの手数料が安くなる?
管理費用は0.08%と0.212%と差があるので、長期保有すると投信のほうが手数料が高くなっていきます。
では、何年保有すれば、ETFの手数料を投信の手数料が抜くのでしょうか。
- 1年間: ETF: 1.07%, 投信: 0.212%
- 2年間: ETF: 1.15%, 投信: 0.424%
- 3年間: ETF: 1.23%, 投信: 0.636%
- 4年間: ETF: 1.31%, 投信: 0.848%
- 5年間: ETF: 1.39%, 投信: 1.060%
- 6年間: ETF: 1.47%, 投信: 1.272%
- 7年間: ETF: 1.55%, 投信: 1.484%
- 8年間: ETF: 1.63%, 投信: 1.696%
8年間保有して始めてETFの手数料が安くなるんですね。
その他の比較
- ETF
- Good
- 配当金がもらえるので、キャッシュフロー重視の投資には向いている
- 長期9年以上保有するのであれば手数料が安くなる
- Bad
- 8年目までは手数料が高い
- 投信よりも売却してしまう可能性が高そう(個人的な感情?)
- 定額積立でも金額と単価によってはドルコスト平均法を活用しきれない
- Good
- 投信
- Good
- 分配金を再投資した分は非課税で資産拡大ができる
- 8年以内なら手数料が安い
- 途中で売ってしまう可能性があるのであれば投信で資産拡大して最後に利確したほうがいい
- 少額からドルコスト平均法を最大限活用できる
- Bad
- 配当金はもらえない
- 9年以上保有する場合は手数料が高くなる
- Good
どのGoodとBadが大事なのかは個人の価値観や求める期待にもよるので自分で考える必要があります。
私としては、「長期保有で手数料を安く」 + 「配当金がほしい」ということでETFを選びました。
SBI証券の雪だるま(新興国株式)だと
余談ですが、SBI証券にも同じFTSE・エマージング・インデックス(円換算ベース)をベンチマークとするSBI-SBI・新興国株式インデックス・ファンドという投資信託があります。
こちらは手数料が0.176%程度と楽天・VWOよりも安くなっています。
- 1年間: ETF: 1.07%, 投信: 0.176%
- 2年間: ETF: 1.15%, 投信: 0.352%
- 3年間: ETF: 1.23%, 投信: 0.528%
- 4年間: ETF: 1.31%, 投信: 0.704%
- 5年間: ETF: 1.39%, 投信: 0.88%
- 6年間: ETF: 1.47%, 投信: 1.056%
- 7年間: ETF: 1.55%, 投信: 1.232%
- 8年間: ETF: 1.63%, 投信: 1.408%
- 9年間: ETF: 1.71%, 投信: 1.584%
- 10年間: ETF: 1.79%, 投信: 1.76%
- 11年間: ETF: 1.87%, 投信: 1.936%
この場合だと11年間以上保有しないとETFの手数料が安くならないんですね。。。
実は私はこちらを月に3万円積立しています。
何れにせよ、長期保有が一番の鍵ですから、続けていきましょう。

