日本製鉄の決算報告を紹介したので、JFEの決算報告も見ておこうと思います。
決算発表は2023年5月8日に行われたので皆さんはもうすでに見られているかも知れません。
資料は以下の2つです。
2022年度の業績
- 売上収益5兆2687億円 (+9036億円)
- 事業利益 2358億円 (-1806億円)
- 当期利益 1626億円 (-1254億円)
前年度比利益率が大幅に落ちていることがわかります。
主な原因は、「為替影響や棚卸資産評価差等の減益要因」とされています。
セグメント別
- 鉄鋼事業 売上収益 3兆8811億円、利益1468億円(-1769億円)
- エンジニアリング事業 5125億円、利益134億円(-126億円)
- 商社事業 1兆5141億円、651億円(+92億円)
やはり鉄鋼事業が一番大きな比重を締めていて次に商社事業、最後にエンジニアリング事業という形です。
すべてのセグメントで、売上収益は前年度より伸びましたが、鉄鋼事業とエンジニアリング事業は利益が半減してしまいました。
2023年度見通し
- 事業利益 2,900億円 (+542億円)
- セグメント利益2700億円
- 鉄鋼事業2000億円
- エンジニアリング事業250億円
- 商社事業480億円
配当金・株主還元
- 2022年度 年間配当 80円 (配当性向28.5%)
- 2023年度 年間配当 100円 (配当性向30.8%)
配当性向30%の方針で増配予定ということです。
私の方針
前回見た「日本製鉄」の決算とは異なり、JFEは減益してしまいました。
鉄鋼はやはり基礎であるので、今後も完全になくなってしまうものでは無いと思います。
日本国内での需要は人口減少とともに減っていく可能性は大きくあると思いますが、鉄鋼のグローバル化、茨の道ではありますが、頑張ってほしいなと思います。
日本製鉄も購入しましたが、JFEも最低株数購入しようと思っています。




