遂に400ページ近い「ウォール街のランダム・ウォーカー 株式の不滅の真理」を読み終えました。
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30代のサラリーマンです。
自分の時間を使って、2年前に副業始め、去年起業をしました。
幸せになるための手段としてFIREをマイルストーンにおいて、日々努力しています。
「幸せ」が最終目標なので、仕事や事業だけに100%自分の労力を費やしません。
ブログの内容は、メインで以下になります。
1. 健康
2. 節約
3. 投資
4. 本
5. 幸せ
6. 税金
普通の人が努力でどこまでいけるのか、自分も挑戦してみようと思ってもらえたら嬉しいです。
かなり時間がかかってしまいました。前回前半部分で少しまとめたものがあるので、こちらも是非!
要点・理論
前回も紹介しましたが、この本のとてもおもしろいところは、一般的な投資入門書のような「副業や節約でお金を貯めて、こういう銘柄に投資しよう」というのではなく、理論的な部分を素人でも学べるところにあると思います。
また、株価の上昇や下落をどう捉える人がいるのかを分類して考えることができます。
- ファンダメンタル主義者: 絶対的な本質価値があり、現状分析と未来予測が可能と考える
- 砂上の楼閣: 群集団心理を重視し、チャートを読むことで将来の株価が予測できると考える
- 効率的市場理論: 市場は効率的に本質価値を反映した株価になると考える。ただし、個別の株価には当てはまらないケースもある
- 行動ファイナンス理論: 人が合理的には動かないという考えに基づく
これらの考え方と例を読むだけでも、少し客観的に株式市場の取引を見ることができるようになります。
結局の所、本のタイトルにもあるのですが、「株価を予測するのは難しいが、市場は効率的に本質価値を反映していくから平均リターンをインデックスファンドで得ることはできる」というものだと思います。
個人投資家への指針
一番重要な部分はやはりここですよね。結局、どういうふうに自分たちが行動したらよいのかを知りたいですね。
- インデックスファンドを必ずポートフォリオにのある程度の割合に入れよう
- アセット・ミックスは年齢や収入によって考えよう
- 例. 働き盛りの30代であれば、現金5% + 株式60% + 債券20% + 不動産15%
- 若いときはハイリスク・ハイリターンである株式の比率を上げる
- 株式は保有期間が長くなればなるほど、リスクは減っていくのでどれだけ投資期間を確保できるかが重要
- 不動産も入れる
- 個人の選択肢
- インデックスファンドだけ: 一番安全で確実に市場平均を狙えるのでおすすめ
- 自分で手作り:
- 成功する可能性もあるが、惨めな結果になる可能性もあるので、インデックスファンドを一部入れておくのは条件
- 自分で作る時のルール
- 少なくとも5年後も1株あたりの利益が平均を上回ると期待できる株のみ買う(難しい)
- ファンダメンタル価値が正当化できる以上の価格では買わない
- 近い将来「砂上の楼閣」作りが始まる土台となるような株を買う
- 売買回数を減らす
- 専門家任せ
- 積極運用はおすすめしないが比較的まともなものを存在する←こちらは私的には不要なので選択肢から消しました
