インデックスで採用されている「時価総額加重平均」について少し考えてみました。
例えば、東証株価指数(TOPIX)の場合は、
基準を昭和43年1月4日の時価総額とし、その日の時価総額÷昭和43年1月4日の時価総額×100を指数
というふうに計算されているようです。
以前自分が思っていた疑問はこちらに書きました。
今回はその疑問をある程度解消できるような気がしています。
S&P500も「ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している代表的な500銘柄の時価総額を元に算出」というものになっています。
以前の疑問は、時価総額加重平均だと、株価の高くなった会社の割合が上がるので、「その株を多く取り入れ、低くなった株を少なくする」のではないかという直感的な疑問があったのですが、今回はそれが勘違いだったということに気づきました。
時価総額加重平均の場合は、保有している株の数が変わらなくても、株価の上下によって占める割合が変わるので、株価が上昇した銘柄と下落した銘柄を同じ数購入したとしても、加重平均が保たれたまま購入することになります。(もちろん1株あたりの値段が大きく異なればずれてしまうので、ほぼ同じになるように割合調整が必要ですが。)
つまり、ある指数に入っている企業の株を同じ割合で買い続ければ、「時価総額加重平均」に連動したポートフォリオを作れるようになります。
逆に言うと、インデックスファンドのアロケーションは、年4回などと限られているので、自分でインデックスを指定して、基準株価から株数割合を計算して、各銘柄を同じ割合で購入していくが、値下がりしたときにメインで買えば、基本は自分インデックス投資だが実際の商品よりはパフォーマンスがよくなるものが作れるかもしれません。
インデックスと投機を混ぜているのでうまくいくとは限りませんし、そこに時間をさきたくない人がインデックス投資をするので、矛盾しているかもしれませんが。
少しずつ、インデックス投資の仕組みを理解できてきた気がします。
まだ、理解が間違っている部分があると思うので、引き続き勉強していきたいです。
