今日は、「食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術」という本を紹介したいと思います。
はじめに
「食」がなぜ重要なのかをいくつか説明しています。
- 誰も知らない未来に対して立ち向かうために本当に必要なものは健康
- 食こそが栄養の基盤で、健康という資産を作り上げる投資となる
- ビジネスパーソンは食べすぎ
- 仕事の質は食で決まる
- 健康資産を積み上げ、人生のあらゆることにおいてハイパフォーマンスで望める身体状態という最高のリターンを受け取る
以前までは、自分はそこまで食を重要視してきませんでしたが、食は毎日一生継続することなので、小さな改善が積み上がって大きな差になると思います。
内容
この本のいいところは、具体的な内容がとても多いところです。
第1章の「最大のリターンを得る投資は食事である」では、現状の人々の状態や栄養に関する説明がされています。
端的に言えば、現代人は現代型栄養失調で、ビタミン不足や野菜の栄養価が昔より落ちていることなどが上げられています。
第2章「投資になる食事」では、
- 納豆
- 豆腐
- 食物繊維(きのこ、昆布、豆、切り干し大根)
- 魚
- 野菜は1日4色以上
- ココナッツオイル
- 鉄とビタミンB(鶏レバー、山芋、里芋)
などが具体的に理由とともに紹介されています。
第3章「パフォーマンスを最大化する食事」では、第2章で紹介された内容ともかぶるものもありますが、
- タンパク質を考える
	- 肉の食べすぎは炎症につながる
- 魚、鶏、卵、豆から摂る
 
- 女性は鉄
- 男性ホルモンを増やす
	- タロイモ、やむいも
 
- サプリ
	- ビタミンD、亜鉛、マグネシウム
 
- コーヒーとチョコ
- 入眠前のグリシン
	- アミノ酸の要素
- 帆立、エビ
- 体内でも作られる
- コラーゲンの1/3もグリシンから構成されている
- サプリメント
 
などが紹介されています。
第4章「食べない投資」では、
- 糖質取りすぎ→糖化タンパク質→終末糖化タンパク質(AGEs)
	- 糖尿病、動脈硬化、肥満、脳機能への影響
- 炭水化物から総エネルギーの50〜55%を摂ると死亡リスクが低い
- 1日糖質目標は150〜200g(ご飯一杯は50g)
 
- 甘い飲料は飲まない
- 糖度の高い果実野菜は避ける
- 白い主食に別れを告げる
- 食べる時間に注意
	- 朝少なめ
- 午後たっぷり
- 夜軽め
 
- トランス脂肪酸
	- マーガリン、ショートニング、植物性油脂、植物油脂
 
- 揚げ物など高温で調理されたもの
	- AGEsにより体内での炎症が増える
- 焼くより茹でる、炒めるより煮る、揚げるより蒸す
 
- 食品添加物
	- 日本は添加物王国
 
- 有害金属
	- 毛髪ミネラル検査というのがある
 
- 過度の飲酒
- たばこ
- ファスティングを習慣化
	- 「食べることを休む」が投資になる
 
と避けるべきことが具体的に書かれていました。「糖度の高い果物・野菜を避ける」は自分の中では結構痛手でした。
野菜と果物は結構多く採っているのと種類を食べようとすると結構糖度の高いものも入ってしまいます。
また、野菜や果物の中には残留農薬が多くなりやすいものもあり避けているものもあるので、種類が減るのは厳しいですね。
さいごに
金を稼ぐために健康を害し、今度は病を治すために、稼いだ金を使う。
将来の心配ばかりをして、げんさを楽しむことをしない。
その結果、人々は現在にも未来にも生きていけない。
あたかも人生が永遠に続くかのように生きているが、真の意味での人生を全うすることなく死んでゆく
というダライ・ラマの言葉があって現代人に当てはまってるなと思いました。