今回は、岸見一郎さんの「アドラー 性格を変える心理学」という本を紹介したいと思います。

 

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30代のサラリーマンです。

自分の時間を使って、1年前に副業始め、今年起業をしました。

 

幸せになるための手段としてFIREをマイルストーンにおいて、日々努力しています。

 

「幸せ」が最終目標なので、仕事や事業だけに100%自分の労力を費やしません。

 

ブログの内容は、メインで以下になります。

1. 健康

2. 節約

3. 投資

4. 本

5. 幸せ

6. 税金

 

普通の人が努力でどこまでいけるのか、自分も挑戦してみようと思ってもらえたら嬉しいです。

 

今回紹介する本はこちらになります↓

 

今回この本を呼んだ理由は、岸見一郎さんの「嫌われる勇気」、「愛される勇気」、「アドラー心理学」など他の著書も呼んだことが有り、自分が行きていく上でとても重要だなと感じているために、今回は「性格」という一面からアドラー心理学を学んでみようと思ったためです。

 

  本の概要

 

重要な部分としては、以下の四点が書かれています。

  1. 性格は生得的(生まれつき)ではない
  2. 性格は自分で目的のために選んでいる
  3. 分類することが最終目的ではない
  4. どう変えるかという目標が必要
 
いきなり驚くと思いますが、性格は自分で目的のために選んでいるというのは、普段の生活では思いもしない考え方ですよね!
 

 

  各性格の特徴

 

1章から4章では、各性格の特徴やその性格を選ぶ目的の例などが述べられています。

 

簡単にいくつか抜粋してみたいと思います。

 

  1. 攻撃的性格の特性としての虚栄心・嫉妬・憎しみ
    1. 虚栄心:自分を実際より大きく見せようとすることで優越性を追求する
    2. 嫉妬:嫉妬とは弱さであり、不信感の現れ
    3. 憎しみ:憎しみは批判として現れる
  2. 防衛型の性格としての控えめ・不安・臆病
    1. 控え目:自分は理解してもらえないという思い込み
    2. 不安:人間の不安は個人を共同体に結びつける連帯によってのみ取り除かれる
    3. 臆病:課題から逃れるために臆病になる
  3. 快活・かたくな・気分屋
    1. 快活:明るい性格で、他人を援助し喜ばせようとする
    2. かたくな:規則と公式の中に人生を押し込もうとする原理主義者
    3. 卑屈:服従することが人生の法律で、自分を常に相手よりも下に置こうとする
    4. 横柄:常に1番になりたがる
    5. 気分屋:狙いがあって気分を変えるが、基本的には陽気
 
自分は小さい頃から1番になりたがっていたのを覚えているので、「横柄」な性格を選択していたんだなと思いました。
 
個人的にはこれらの章は、いろいろ買いてあるものの、そこまで興味深さを感じることはできませんでしたが、次のきょうだいの何番目かによっておこる性格傾向が面白かったです。
 

 

  第一子・第二子・末っ子・単独子

 

兄弟順位は性格傾向がありますが、これは性格を選ぶ時に影響因となります。
 
  1. 第一子
    1. 家族の中心にいることになれているが、他の子供が生まれると王座転落を経験する
    2. 王座転落の経験の結果、親に気に入られようといい子になろうとするが、うまく行かないと悪い子になって注目を得ようとする
    3. 結果として、勤勉で勉強家、過去の話が好き、未来に対して悲観的、保守的、ライバルの出現を危惧などの特徴を持つことがある
  2. 第二子
    1. 第一子と違い、全ての注目の的となることを一度も経験することはない
    2. 兄、姉をペースメーカーとして使い、常に追いつこうとするため、兄、姉の失敗を避け、要領よく才能があり成功する可能性が高い
    3. 逆に第一子にとっては脅威となる
    4. 第二子は、結果として、闘いを好み、権威には服従しない
    5. 中間子の場合は、自立した子になり、最も早く家を飛び出す可能性が高い
  3. 末子
    1. 家族の永遠の赤ちゃん
    2. 最も甘やかされ、王座転落がない
    3. 人に助けてもらうことになれているため、人に援助を求めるのが得意
    4. 但し、問題行動の可能性は第一子についで高い
    5. 甘やかされるため、自立できず劣等コンプレックスを持つ
  4. 単独子
    1. 年長者と付き合うのが上手
    2. 母親には甘やかされるため、マザコンになりやすい
    3. 子どもたちの間隔が長いと単独子の特徴をいくつか持つ場合も
 
そして最後に、親が取るべき態度がいくつかあります。
 
ここが一番重要なのではないでしょうか。
 
  1. 競争させない
  2. 褒めない、叱らない
  3. 協力を教える
  4. ありがとうを言う
  5. 子供の課題に土足で踏み込まない
 
アドラーらしいですね。共同体感覚を重要視しているので、競争をさせず、競争の原因となる褒めること・叱ることをやめ、皆が仲間だと感じるように協力を教えます。
そして、褒めるのではなく、単純に感謝を伝え、子供も一個人として対等に扱います。

 

  まとめ

 

自分の性格は、自分の目的によって選択されているという新しい観点に立って自分の性格を振り返ることでより客観的に自分を見つめる機会となりました。
 
また、本書に出会わなければ、性格を生まれつきの性質や、そういう性格の人だから、と不変の性質として捉えていたと思いますが、本書によって自分の凝り固まった考え方を一つ切り崩す事ができました
 
本書に限らず、読書をすることの一つの大きな利益はここにあると思います。
様々な人の考え・体験を本を通して読むことで、自分の経験を増やすのと同じ用に、脳に新しい情報を入れて、より柔軟な思考ができるようになると思います。