30代のサラリーマンです。
自分の時間を使って、1年前に副業始め、今年起業をしました。
幸せになるための手段としてFIREをマイルストーンにおいて、日々努力しています。
「幸せ」が最終目標なので、仕事や事業だけに100%自分の労力を費やしません。
ブログの内容は、メインで以下になります。
1. 健康
2. 節約
3. 投資
4. 本
5. 幸せ
6. 税金
普通の人が努力でどこまでいけるのか、自分も挑戦してみようと思ってもらえたら嬉しいです。
今回紹介する本はめちゃくちゃ強烈でインパクトが有りました。今回紹介できる部分はほんの一部となってしまうと思いますが、今後も何回も紹介していくと思います。
この本の著者は、Basecamp という会社でSaaSプロダクトを提供している会社です。
この会社は、設立から20年以上経っていますが、普通の会社とは全く違った価値観を持って突き進んでいます。
以下の疑問から始まります。
「仕事でテンパる」のはおかしい。理由は、2つある。
- 集中力が途切れる邪魔が多い
- バカ高い目標によるストレス
そこで、ベースキャンプではカーム・カンパニー(穏やかな会社)にしたという話です。
カーム・カンパニーのカームとは、
- 人々の時間と集中力を守る
- 1週間あたりの労働時間を40時間におさめる
- 現実的な見込みをたてる
- 充分な休日がある
- 比較的小さい
- 会議を最後の手段とする
- みんなが独立していて相互依存が少ない
- 息の長い持続可能な営み
- 採算性が高い
という特徴があります。
まだピンと来ない方もいると思いますが、
一番特徴的なのは、この会社は目標を立てないということを目標にしているというものです!
目標がない会社なんて想像したこともありませんよね。
よりよいものを創りたいが、「よりよさ」を極めるために常に目標を追いかけたいかと言われるとそれはいらない。
すごいですね。
目標がなくても素晴らしいビジネスを継続することはできる。
と断言しています。
この会社はBasecampというプロダクトを開発していますが、会社自体も製品として考え、日々アップデートしていくべきであるという面白い考えを持っています。
そして、6週間ごとにプロジェクトに打ち込み、2週間は仕事の予定を入れずにガス抜き、そして、また6週間のプロジェクトに入るというやり方をしているそうです。
このやり方に到達するのにも、いくつか段階があり、
- 区切りをつけずにプロジェクトに取り組む→いつまでも完了しない
- 3ヶ月という区切り→まだ長過ぎる
- 6週間に落ち着いた
というふうに、会社自体もプロダクトと同じようにどんどんアップデートを行っています。
1年計画、5年計画などの計画もありません。
毎回6週間のプロジェクトに入る際に何をやるかを決めるだけで計画も最低限だけです。
近い未来のことだけを計画することにしておけば、気が変わったときにも決定を変更しやすい。かなり気が楽になる
この会社の注目点は、どれだけ従業員の集中力と時間を守れるかに集中していることです。
目標設定も結局実際に作業している時間を減らしていると考え無駄なことを減らした結果この様になっているわけです。
理論上確かに納得できるところは多いですが、すごいのはこのやりかたで20年以上ビジネスを続けてこれた会社が実在していることだと思います。
こんな会社を自分も作ってみたいととてもやる気が出ました。
本当に価値を生み出していれば、正直そんなに色んなものを犠牲にして時間をかけず、それだけに時間と労力を集中投下すれば、本当に理想的な状態になれるんだなと再確認できました。
この本は今後も何回も読んで、どうやって今の状態からこの理想的な状態に近づけるのか常に考えて、小さく行動を積み重ねて行こうと思いました。
殆どの会社とは真逆のやり方だと思うので、視点を増やすだけでもとてもおもしろいと思うので、ぜひ読んでみていただきたいと思います。
