3月4日、決断の時。

明日は遂に赤ちゃんとのお別れの時。

赤ちゃんは天国にいけるよ。天国できっと、他に同じ想いで天国にきた赤ちゃんと友達になれるよ。


苦しくて苦しくて、泣きながら自分にずっとそう言い聞かせた。


何回も親に、1人で産みたいって言ったけど、無理だった。


私しか守れないのに。


守ってあげれなくてごめんね。


でもずっとずっと忘れないから。大好きだからね。

私のたった1人の赤ちゃん。


手術前の夜はずっと寝れなかった。



この子のためにも明るい未来を考えないとダメなのかな。


せっかく、命を削ってまで私を助けてくれたんだ。教えてくれたんだ。


赤ちゃんは私の恩人なのかもしれない。


ずっとずっと忘れないよ。離れても離れても、ずっとずっと大好きだよ。


あなたのお母さんはずっとずっと私だよ。





―……‥‥



今日はこの子と2人で最後に色々な所に行く事にした。


仕事は、過呼吸の発作が止まらず、出来ないので、日曜日まで休みをもらった。


一緒に動物を見に行ったり、見せたかった景色を一緒に見たり、食べさせたかった物を一緒に食べ、今日はいっぱい色々な事をしてあげたい。


あなたがいるってわかってからの1ヶ月、ずっと仕事ばかりだったからね。


ずっと一緒にいたかった。

明日に決まりました。

何回も1人で産みたいと言ったけど、金銭的な事、経済的な事、色々考えて親の意見に従うしかありませんでした。

肉体労働って事もあり、すぐに辞めなきゃいけない…辞めたら社会保険がなくなる。

貯金はあるけど、社会保険がなく産むにはお金もかかるし、産んでから苦労して、子供にも苦労かける事。

色々考えて、明日中絶する事になりました。



今思えば、彼といるとき、お腹がずっと張って張って痛かったのです。

産むって決めてた時だから、流産じゃないかとずっとずっと心配で。

今、彼に裏切られてから、お腹が張るのを辞め、痛みもなくなったのです。


お母さんは『赤ちゃんが、この男といると、お母さんが苦しむよ。裏切られるよ。って、あんたに教えてくれてたんじゃないか』って言ってました。


きっときっと、赤ちゃんは私の悩みもわかって、この人と結婚したら、ずっと苦しむよ。裏切られるよ。って教えてくれてたのかもしれません。

だから自分から命をたって、お母さんを守ろうとしてたのかな。

裏切られて、もう彼に会いたくないと思ったら、赤ちゃんも安心したのかな。


赤ちゃんには感謝でいっぱいと、助けてくれたのに、産んであげれない申し訳なさがいっぱいです。


もう、赤ちゃんをおろしたら、男の人と付き合わない。赤ちゃんも絶対作らない。

って考えてました。


私の赤ちゃんはこの子だけだからって。

でもお母さんが『きっと、赤ちゃんは全部わかって、お母さんに明るい未来を歩んで欲しかったんだよ。ずっとクヨクヨしてたら赤ちゃんがかわいそうだよ。だからあんたが今度は、幸せな結婚をして、子供作った時に、またあんたの子供として生まれてくるよ。』


っていってくれました。


つづく