私には3人の子供がいます。
長男、長女、次女の3兄妹です。
長女は問題なく育ってくれて、しっかり者で生活力もある。
次女は中学に上がるのと一緒に₍11年前₎アメリカに移住しました。
彼女は本当にアメリカが合わなかったようです。
語の基礎能力がなく英語がさっぱりわからないのに、
いきなり現地の中学校に入学。ESLで英語を勉強しながら
他の科目も英語で勉強をしなくてはいけない。
「英語全然わからない。」「きたくてアメリカに来たんじゃない。
パパたちが勝手に連れてきた。」
と怒りを爆発したこともあります。
そのうちだんだん暗くなって部屋にひきこもるように。。。
学校にはきちんと通っていましたが、帰ると自室のベットに
直行し、シャワーもしないことが多々続いていました。
いつもベットの上にいるので、スプリングがいびつに変形
してしまったほどでした。
3年くらい前、家族でハワイ旅行に行ったとき、
次女が泣きながら自分が対人恐怖症で、社会不安症
であると私たちに告白したんですよね。
「知らない人と話をすると心臓がバクバクして何もできなく
なる。だから外出が怖い。学校で友達を作ってみたけれど
どうしてもしっくりこなくて、上手くいかなかった。」
何かあるのだろうなと思っていましたが、社会不安障害だとは
知りませんでした。
「話してくれてありがとう。話せて本当によかったね。
大丈夫だよ。」
と言った時の娘の安心した顔は忘れません。
もう少しで社会に出て自立しなくてはいけない
時期が目の前に迫ってきて、何とかしなければという気持ちと
どうしようという気持ちだったのだと思います。
でも、自分は必ず幸せになれるとその時言っていました。
何となく、彼女の言葉の意味が親として分かります。
長女は知っていたそうです。だからいつも外出の時は
2人で出かけていたといわれました。
その時に私が決めたのは、とりあえず何も言わず
次女がだいじょうぶになるまで一緒にいてあげよう
ということ。きっと安心することがなかなかできなかった
だろうから、せめて一緒にいることで安心して
くれたらと思いました。
どのくらいかかるかもわからず、正直不安でしたが
今母親としてできることはこれしかないかなと思いました。
旅先で不安障害のことを告白してからは、
部屋を出てリビングに居座るようになり、
一人で近くのスーパーに買い物に行けるように
なっていました。
外出先も少しづつ距離が遠くなっていきました。
でも出かけて知らない人と話すと、心臓がものすごくバクバクして
死にそうに辛かったそうです。
社会に出るという気持ちから、精神科にかかっていたことも
あったそうです。実際抗不安薬、SSRIも飲んでいました。
でも飲んでも心臓のバクバクがよくなるわけでもなかったそうで
やめてしまったそうです。
大学を卒業してから、1年は就職はしていませんでした。
でも、これから就活をして働くと言われました。
あれほど出来なかった友達もSNSを通じてできて
今度一緒にディズニーランドに行くと言われ、
その晴れ晴れした顔を見たときに、
「時間が解決するものなのかもしれないなあ。」
と思いました。
あと何も言わなかったのが本当によかったと思います。
それでも心配になって
「どうするの?大丈夫?」
と聞くと
「私が一番分かってる。分かってるから言わないで。」
と何度か言われました。
親って本当にこういうところがダメですよね。
子供を信じきれない。
11年近い半ひきこもりを経て、次女はやっと
自立への道を一歩踏み出したと思っています。
これからもしかしたら就活の失敗などでまたひきこも
ってしまうかもしれないけれど、、、
でも、彼女なりの形で幸せを見つけてくれると信じています。
もうそれでいいと思っています。
やはりアメリカには住みたくないそうで、日本で働くそうです。
来月彼女は日本に戻ります。