次の日の朝
庭を掃いていた
久々の青空を見上げたら
飛行機が3機飛び交っていた
目を落としたら
塀をカタツムリがゆっくりと動いていた
手紙~拝啓 十五の君へ~という歌
自分の中で聞くと泣けてくるランキングに入っている
不意に浮かんできた
中学を卒業する頃
半世紀を生きて来た未来の自分が
こんな片田舎の辺鄙な場所で
朝から庭を掃いているなどと
近所のココロないおばはんの言動を
道を掃く毎に思い返してはムカつきながら
落ちた百日紅の葉を掃いているなどと
1%でも想像をしていただろうか…
けして不幸ではない…と想う
ありふれて取り立てて何もない毎日が幸せだというのなら
確かに…幸せなのかもしれない
いや寧ろ
大凡いつも
今が幸せと想って生きてきた
それは…やはり幸せってことなんだろう
っていうより
幸せって何なんだ?
人は何を望んで生きているのだろう…