宇宙の闇は
冷たく果てしなく広がっていた。 
 

海底の闇は
重く静かに沈み込んでいた。  





二つの闇は似ていた。  



孤独を抱え、音を失い

ただ存在することに耐える。  







ある日

宇宙の果てから落ちてきた一粒の光が
 
海底の暗闇に届いた。  



その光は小さく、弱々しく

すぐに消えるはずのものだった。  



しかし

小さな弱々しい光は

深海の海底まで光を消さなかった。




深海魚たちは驚きながらも、その光を囲み、 

「 これは希望の種だ 」と囁いた。  




やがて

光は泡となり

泡は星座のように連なり

海底から上に上に、空へと昇っていく。  



宇宙の星々はその泡を受け止め、 

「 深海の夢を預かった 」と微笑む。  




宇宙と深海は互いに

黒く深い 互いの孤独の闇の中で

確かな絆を結んだ。  




そして

深海と宇宙は互いに贈り物を交換し
  
暗闇を照らす仲間になった。  






二つの闇が交わるのは・・・

全てが壊れた時。