昨日、新潟県の粟島高校さんと夏の壮行試合を行わせていただきました。

こんな一宮の復帰を待っていてくれた、数少ない一人です。ただただ感謝しています。

更に、今回はチケットも使用していただいて…本当にありがとうございます。


では試合を見ていきます。

先攻 粟島高校さん

後攻 一宮



両校スタメン


粟島高校さん



打撃評価Aの看板は偽りではありません。

個人的には繋ぎの意識の強い打線という印象があります。守備が少し低い所を打ってカバーする編成ですね。

ランナーを溜めたくない打線です。

先発投手はUR No.20220097の石井君です。



一宮



特に売りのない打線、荒目のザルのような守備陣。

上位打線で点が取れなければお話になりません。

頑張ってもらいましょう。

先発投手はUR No.20240100の土屋。

キューバはお腹が痛いそうです。



経過


先制したのは3回裏の一宮。

9番児玉が四球→盗塁で2塁へ進むと、1番小林がライトへタイムリーヒット!

1点を先制します。

その小林が盗塁と内野ゴロで3塁へ進んだ後、3番に入った唯一の3年生野手徳永のセカンドゴロで小林が生還。2-0とします。


4回表粟島高校。

2アウトランナー無しから6番大石君四球の後、セカンド児玉、レフト奥が連続エラー。

1点を返します。


その裏一宮。

1アウトから6番江口のライト前ヒット、7番田中四球、8番土屋が相手エラーで満塁とすると、9番児玉がレフトへ2点タイムリー!

更に1番小林が相手エラー、2番前田のゲッター崩れの間に2点を追加。

この回4点を挙げ6-1と突き放します。


まだまだ試合は動きます。

5回表粟島高校。

この回先頭の1番松田君、2番小沼君の連打、3番沼田君のゲッツー崩れで1アウト1、3塁とすると、4番飯泉君、5番桜井君の連打で3点を返します。

更に2アウトから7番井上君がレフトヘタイムリー!

この回4点を挙げ、1点差に迫ります。


続く6回表粟島高校。

2アウト1、2塁から主砲飯泉君の3ランホームラン!

8-6と逆転に成功します。


9回表粟島高校。

この回先頭の6番大石君が一宮3番手中野の代わりバナを叩きソロホームラン!

更に7番井上君、8番小西君の連打でチャンスを作ると、9番簗瀬君の打球をキャッチャー奥がタイムリーエラー。更に1番松田君、2番小沼君の連続タイムリー、セカンド児玉のタイムリーエラーで4点。

この回一挙6点を挙げ14-6。

試合を決めました。


試合はそのまま終了。

14-6で粟島高校さんの勝利となりました。




両校打撃成績


粟島高校



18安打のうち17安打を1〜7番で記録。

打線が途切れないわけです。

エラーが絡めば尚更です。

送りバントはありません。しっかり打って繋ぎました。

4番飯泉君のホームランも非常に効果的でした。


一宮



対照的にこちらは6安打。

5つの四球を活かして6点は奪えましたが、中盤以降は沈黙。

6回にチャンスがあっただけに悔やまれます。



両校投手成績


粟島高校



先発石井君は4回途中4失点と本来の投球ではありませんでしたが、2番手芝本君から無失点リレー。

流れを引き寄せる投球を見せました。

ナイスピッチング、そしてナイス采配でした。



一宮



登板した3投手全員が失点という内容。

しっかり打たれました。

土屋を引っ張りすぎてしまった印象もあります。

采配ミスの部分ですね。



総評


チームの色をしっかり出した粟島高校さん、しっかり染められた一宮という展開。

粟島高校さんは投手陣に不安があるとのことでしたが、リリーフした3投手でしっかり流れを作り、逆転からダメ押しへと繋がったと思います。

また、飯泉君と大石君のホームランも非常な効果的な場面でした。

飯泉君は逆転弾、大石君は中野の登板直後の一発。

中野はそのまま崩れてしまいました。

後はもう攻め込むだけ。

中軸にも下位にも一発のある選手を配置する采配が的中した形ですね。


粟島高校さんがどのような展開を想定していたのかは分かりませんが、一宮は5点勝負に持ち込めるかどうかがポイントだと考えていました。

また、一宮の打撃采配は待球。後半勝負という頭もありましたが、その後半で沈黙。

一宮の采配を見透かされたような投手起用でした。

チーム力、監督力共に遥か上を行かれたという試合でした。


粟島高校さんは新潟県という厳しいカテゴリーで戦っておられますが、昨年秋はベスト8、今年の春はベスト16としっかり結果を出しておられます。

この夏も上を狙えるチームであると見ています。

是非、頂点を目指してもらいたいです。


粟島高校さん、ありがとうございました。