明日は3位決定戦も行われます。




横浜学園高校vs宇宙高校

両校の今大会の振り返りから。

まずは横浜学園高校さん。



横浜学園高校の今大会


6試合で39得点、17失点。

コールドゲームは1試合のみ。ビッグイニングはあまり作らない代わりに、しっかり粘れるチームです。

先行されても付いていき、勝負所でひっくり返せる力を持っています。

バランスの良いチーム編成で、得点パターンも多いですね。

失策はここまで7つ。そこから崩れる印象はありませんね。


投手陣ですが、怪我で4回戦以降登板の無かったエース後藤君が復帰予定。

恐らく登板してくるでしょう。今大会は2試合登板して共にリリーフ。終盤での登場となりそうです。

そこまでにリードを保っておきたい所。


続いて宇宙高校さん。


宇宙高校の今大会



6試合で36得点、24失点。

4強の中で最も失点の多いチームですが、5回戦の名特義塾高校さん、準々決勝の高知ジャスティス高校さんと甲子園経験者を撃破。勢いはあります。

コールド勝ちは1試合ですが、しっかりと接戦を拾ってきました。逆転、サヨナラもあります。横浜学園高校さんと同様、粘りのあるチームです。

失策は6つとやはり少ないですね。


投手陣はエース小笠原君が先発にリリーフにフル回転。SR投手ながら多くの試合で先発を任される吉岡君の起用法も注目です。



両校直近5試合結果


5戦中4勝が横浜学園高校さん。

決勝の両校と同様に野良試合かと思われますので、参考までに。



両校公式戦対戦結果


昨年秋に対戦。

7-5で宇宙高校さんの見事な逆転勝利でした。

昨年秋から編成にも少し変化はありますが、今回はどうでしょうか。



一宮的展望


準決勝での敗戦後の試合となりますが、夏を占う上で第3シードをかけた大事な試合となります。

戦力的には総合評価Aの横浜学園高校さんが上となります。

攻守のバランスの取れたチームを作ってきました。

1番大きいのはエース後藤君の復帰ですね。

投手起用の幅が広がります。

攻撃面ではまるみ高校戦以外では二桁安打の試合も多く、いかに守るかではなく、いかに点を取るのかがポイントになりそうです。


宇宙高校さんは試合前半での失点を防ぎたいですね。

準決勝の土佐酔鯨高校戦では前半の失点で一気に流れを持っていかれてしまった印象があります。

ここを防ぎ、得意の終盤戦に持ち込みたい所。

エース小笠原君は頭でも後ろでも安定した投球が出来る投手ですので、彼をどこで使うのかで意図が見えるのかなと思います。

攻撃面では1番の斎藤君ですね。彼が躍動する事で勝利に近づくことが出来ると思います。



春の3決は四国には繋がりませんが、夏の第3シードをかけた大事な試合です。

どちらに転ぶのか、注目したいと思います。