さて、春季大会も大詰めですね。
明日は決勝となります。
まるみ高校vs土佐酔鯨高校です。
両校のここまでの戦いぶりを見ていきます。
まずはまるみ高校さんから
まるみ高校の今大会
6試合を終えて59得点、19失点。全ての試合で二桁安打と圧倒しています。
接戦らしい接戦はありません。3回戦では10失点と荒れた展開となりましたが、先行させずに制しました。
準決勝は終盤までは分からない展開でしたが、6〜8回で6得点と突き放す強さも持ち合わせています。
また、ビッグイニングを作ることも、コツコツ加点していく事も出来ており、どこからでも得点出来るのが強みですね。
投手陣は上手く回している印象があります。
エースの御手洗君は基本的に先発、その他投手は相手と調子に合わせて使い分け。
エラーは6試合で5個と少ないですね。
良い守りのチームを作っています。
続いて土佐酔鯨高校さん
土佐酔鯨高校の今大会
こちらは6試合で58得点、7失点。
高い得点力と投手力。非常に安定した戦いぶりを見せています。
1イニングで10点取る試合があったり、コールドゲームではありますがノーヒットで抑える試合があったりと、終始圧倒している印象ですね。
失策も6試合で6個。1試合3つという試合もありましたが、それでも大崩れしないのが特徴ではないでしょうか。
投手陣はエース伊藤君、リリーフエース森君という2人が強力。
特に森君は今大会無失点と好調です。
恐らく明日はこの2人のリレーかと思いますが、崩れる気配はありません。
両校直近5試合結果
結果としては3勝2敗で土佐酔鯨高校さんが勝ち越し。
ただし、恐らく事前に申し合わせての試合ではなく飛び込み試合と思われるため、参考がてらに。
両校公式戦対戦結果
公式戦ではまるみ高校さんが4戦3勝。
もちろんメンバーは違いますが、どちらもトップを走り続けている中での対戦成績。
こういう相性というのは意外と大事だと思っていますが、今大会はどうでしょうか。
一宮的展望
間違いなく戦力は拮抗しています。正直どちらが勝ってもおかしくありませんが、今大会の戦いぶりを見て、若干土佐酔鯨高校さんに分があるかなと見ています。
まるみ高校さんはどんな展開にも対応出来るチームであり、その力もトップクラス。それは間違いありません。
ただ、土佐酔鯨高校さんは自身の得意とする展開に持ち込むのが上手いなと思います。
失点が少ない事を前提とし、その中でじっくりと攻めていく。
どちらのチームも相手に背中を見せ続けて勝ち上がっていますが、その背中を遠く見せる事に長けているのが土佐酔鯨高校さんなのかなと思います。
しかし、まるみ高校さんもそれを跳ね返す力を持っています。先行して逃げ切るような展開を作れば、これまでのように圧倒する可能性もあります。終盤までもつれた展開になると、土佐酔鯨高校さんにはリリーフエースの森君を攻略しなければなりませんが、僅差で付いて行ければ面白いですね。
リアルタイムでの観戦が出来ない試合ですが、間違いなく面白い試合になります。
両監督が相手をどう分析して立ち回るのか?
楽しみに見てみたいと思います。