今日は熊本の強豪、咲良高校さんにお相手して頂きました。
今回の試合は飛び込みではなく、数日前から打ち合わせを行い、日程を調整した上でのガチ試合です。
事前準備から公式戦仕様で挑ませて頂きました。
試合を見ていきます。


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両校スタメン

咲良高校
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いつもやられている顔ぶれですね。
強力打線です。
余計なランナーを溜めない事が重要になりそうです。

先発投手はUR No.102の佐藤君です。


一宮
{3E408F34-E591-407B-B0B0-52743D0C5042}

レギュラーメンバーで臨むことにしました。
4番森が絶不調ですがそのまま起用しました。

先発はもちろんエース竹内。
リリーフは能勢です。


采配
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{1DB9F1EB-E3C0-4BC6-86FA-C59AA399E0B0}

まず咲良高校さんの先発投手の予想を立てないといけないという事で、ここ数日の練習試合と、一年生大会の準決勝と決勝、以前の一宮との対戦を見てみました。
候補として上がってきたのがUR No.97赤嶺君、UR No.102佐藤君、UR No.105後藤君の3人。
評価の高さ、安定感を思えば一宮なら佐藤君を起用すると考え、先発投手は佐藤君と読みました。

そして采配ですが、まずUR No.102の投手を打ち崩す程の打力を一宮は持ち合わせていません。
じゃあ早くマウンドから降りてもらおうということで打撃は待球です。

盗塁は咲良高校さんのキャッチャー高田君の肩がBという事で普通に変更しました。
また、バントはしすぎると困るので消極に。

継投は出来るだけリリーフの能勢を3イニング以内にしたいという狙いから消極にしました。


経過

咲良高校1回表。
先頭上原君がサード菅野のエラーで出塁。
ワンアウトとなった後3番海野君、4番水野君が連続四球を選んで満塁とすると、5番坂本君が先制の2点タイムリーヒット!
2-0とします。

一宮は2回裏。
先頭の4番森がライト前ヒットで出塁すると、続く5番赤堀が同点の2ランホームラン!
2-2の同点に追いつきます。
さらに6番藤巻、7番中川連続四球、ワンアウトから9番麓はショート山田君のエラーで出塁し、満塁。
ここで1番芹沢がレフトへ犠牲フライを打ち上げこの回3点目。
逆転に成功します。

更に3回裏一宮。
先頭の4番森がレフト前ヒット、5番赤堀ゲッツー崩れでランナー入れ替わって、6番藤巻はライト上原君のエラーで出塁します。
1、2塁のチャンスに7番中川、8番竹内の連続タイムリーヒットで2点を挙げ、5-2と3点差に広がります。
続く9番麓の打球をキャッチャー高田君がタイムリーエラーでこの回3点目が入ると、1番芹沢が2点タイムリーツーベース!
7-2となります。
更に2番橋本が四球を選んでチャンスを広げると、咲良高校は先発佐藤君から2番手、UR No.97の赤嶺君をマウンドへ。
しかし、打席の3番菅野が変わりバナを叩く3ランホームラン!
この回一挙に8点を挙げ、11-2となります。

一宮が5回にも1点を挙げて迎えた7回表。
先頭の8番山田君がライト前ヒット、9番赤嶺君がツーベースで2、3塁のチャンスを作ると、1番上原君が2点タイムリースリーベース!
12-4となります。
一宮はここで2番手能勢がマウンドへ。
打席の2番三島君の内野ゴロの間に上原君が生還し、この回3点目。12-5となります。

直後の7回裏。
先頭の1番芹沢がツーベースで出塁。
2番橋本を三振に取った所で咲良高校は3番手、SR No.53の高木君がマウンドへ。
3番菅野の進塁打で芹沢が3塁に進むと、4番森の打球をセカンド海野君がエラー。1点を追加します。
続く5番赤堀が四球で1、2塁とすると、6番藤巻がライトへタイムリーヒット!
この回2点を追加します。

8回表に咲良高校8番山田君にソロホームランが飛び出しますが、一宮が逃げ切ってゲームセット。
最終スコア14-6で一宮の勝利となりました。

{3D96AFB8-641D-4F81-B5E3-0B8C9BD904BF}


両校打撃成績

咲良高校
{5DCB92BE-69DC-4659-97A1-5A6ADB4A15BD}
{3A180E9F-D7BE-454D-B5A3-31FB88FE7A49}

13安打6得点と少し効率の悪い攻撃となってしまいました。
2番三島君が何らかの形で出塁していれば、強力クリーンアップの餌食になっていたのではないでしょうか。


一宮
{465388B8-3666-4EDA-AC72-CA1AD1200DA5}
{CE2A79CC-8297-4D62-B52A-E85135C14EB9}

上位打線が上手く機能しました。
四球を10個取れた事が大きいですね。
菅野、赤堀のホームランが非常に効果的でした。


両校投手成績

咲良高校
{835400BF-345F-4D3F-A3FC-0A9BA8141E2A}

先発佐藤君が思わぬ形での降板となりました。
しかし全体で自責点は4なんです。
エラーが大きく影響してしまいましたね。
咲良高校さんらしくない展開でした。


一宮
{9D5A6B8C-A715-4A03-9AD3-7DD70933E1D2}

竹内は9安打5失点ですが、咲良高校さん相手によく粘ってくれました。
能勢もソロホームランの1失点で切り抜けてくれました。


総評と考察

意外な展開となりました。
勝てるとすれば6-5や7-6。試合の後半に点を取る展開だと予想していました。
見て分かるように3回裏が全てかと思います。
この回ポイントとなったのは5番赤堀のゲッツー崩れだと考えています。
このゲーム、流れというものが存在すると思います。ここでランナーが居なくなっていれば、上原君のエラーも無かったのではないかなと思います。
もちろん、あくまで想像の域ですが。

現実的な部分で言えばやはりエラーと四球ということになりますね。
この3回裏、一宮は5安打ですが得点に絡むエラーが2つ、菅野の3ランの直前に橋本が四球と、貰った点が多いですね。
咲良高校さんにお話を聞いたのですが、先発の佐藤君は先週入部したばかりという事で、まだ練習での成長がほとんど得られていません。
次に対戦する際はこのような展開にはならないと思います。

打線に関しては上位打線が上手く機能した一宮、今回は上手く繋がらなかった咲良高校さんの差が出てしまったのかなという印象です。
エラーと四球で貰ったチャンスは流れを作りやすいのかもしれません。

今回は勝ったというより、勝たせて貰ったという試合になりました。
次はお互いが納得のいく内容で勝ちたいですね。

咲良高校さん、ありがとうございました。