「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」(安部 司著)を
読み返してました。
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この本の作者は、
食品添加物の元セールスマンで、
食品を口にして、どの添加物が
何種類入っているかわかると言う、
食品添加物のソムリエと言われている方です。


廃棄寸前のクズ肉を添加物で固め
味付けをしたミートボールや、
何故かハムの中に大豆が含まれている事、
「無着色!保存料なし」は、
騙しのテクニックであったことなど、
頷きながら、怖くなりながら、怒りながら、
一晩で読んでしまいました。


今までも、食品を買うときは、
裏のラベルを気にしたり、
生協で購入したり、
多少は気にして生活をしていました。

それは、やはり美味しいからであり、
子供に、添加物の味を覚えて欲しくない
思いがあったからです。

しかし、この本を読んで反省することが
多いなとも感じました。
みなさんも読んでみてください。



この本を読んでいちばん感じたことは、


『住宅業界も同じですよ!!』
と、叫びたくなったことです。


消費者が、あまり知らないところで、
作る効率や、見た目の良さ、コストの為に、
食品添加物の問題とまったく同じ事が行われています。

わたし自身、ハウスメーカーの元セールスマンだったので、
とても共感できました。(本でも出そうかな?)


本の中で、著者が、
「これは作る側だけの問題でなく、
消費者ももっと勉強しなくていけない」
と言っています。

まさにその通りだと思います。
世の中が、便利になっていく一方で、
生きる根幹の「衣食住」がこんな状態では・・・。

添加物を使わない食品も、自然素材を使った住宅も、
多少高いですし、
100個作って100個とも同じものは作れませんが、
本物の食べ物は美味しいですし、
本物の住まいはとても気持がいいものです。


シンプルに、自然に生きたいものです。
今月・来月と上棟する現場がたくさんあります。
おかげさまで、基礎屋さん・施工部(大工)も
フル回転の状態が、年明けも続きそうです。

そんな中、上棟をする2日前に通常行うことが
『土台敷き』です。

『土台』は、家の基礎部分
(コンクリートでできている部分)の上に
横に寝かされた木のことを言います。

もののたとえで
『何事も基礎が大切』 だとか
『きちんとした土台があってこそだぞ!』なんて、
よく耳にしますよね

さて、こもだ建総の家づくりでは、
土台にも大きな特徴があります。

それは『桧(ひのき)焼き土台』です。
もともと、桧の芯の部分は、腐りにくく
白蟻にも強い性質があります。
ですので、床下に使う木材として適しています。

今、ハウスメーカーをはじめ多くの業者は
土台に輸入した材木を使い、
薬剤を使ってシロアリ対策をしています。
注入土台と言って、米栂などの輸入材を、
工場で表面に筋を入れて、薬剤に付け込んだり、
圧力鍋の要領で加圧注入したり、
電解処理した土台が多く使われています。
しかしこれですと、気密性能の向上した現代の家では
薬剤の揮発した成分が室内に入り込む恐れや、
白蟻の薬の効果が薄まってきた後の対処など、
問題を抱えることになります。

さて、こもだ建総で採用している焼き土台、
文字通り、檜の無垢材を焼いて使います。
表面部分を焦がし、炭化することで白蟻や鎖に強くなる、
日本の古い遺跡からも発掘された伝統的な工法です。

もともと白蟻に強い桧を使っていることにプラスして、
表面を炭化させることにより
白蟻に強くて、健康に害がなく、
長持ちする家が可能になります。

この焼き土台、現場で大工さんが一本一本丁寧に焼きます。
夏場は、日差し+コンクリートの照り返し+バーナーの炎で
数キロのダイエット効果?があると、ある棟梁に聞きました。

薬剤の注入された土台を使えば、
ヒノキ材よりも安価ですし、
何より手間が省けます。
ですので、効率や安さを第一に考えれば、
注入土台を使うことが正解かもしれません。

しかし、安さや速さを求めるあまり、
住む方の健康や、家の耐久性や、
地球環境の汚染に大きな影響を及ぼす
リスクも生じてきます。

どっちがいい、どっちが悪いではなく、
注入土台がどういうものなのかを理解して、
また、桧の土台がどういうものなのかを理解し、
選択をすることが大切ではないかと思います。

寒い季節がやってきました。
冷えた体を芯まで温めてくれるお風呂に入ると、
『日本に生まれてよかった~』と
思う人も多いのではないでしょうか。

さて、皆さんジェットコースターに乗ったことはありますか?
最初にカタカタと頂上目指して上っていきます。
そして、そこから一気に急降下!
スリル満点ですよね。
そして、もう一度高く昇って、
再びスピンを利かせながら急降下!

実は、このジェットコースターのスリルを
冬場の日本の古い家の中で、
毎日体感しているのです。
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上の図は、浴室の温度の違い別に、
入浴時の血圧の変化を表したグラフです。
特に寒い浴室の場合は、ジェットコースターみたいです。
命がけのジェットコースターに毎日乗りたくないですよね。

実際に入浴中に亡くなる事故は、
1年間で推計17,000人と推定され、
全国の交通事故の死者数をはるかに上まります。
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特に冬場に、寒い浴室から42度の熱いお湯に入ると、
スリル満点のジェットコースターになります。
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でも、
やっぱり日本人はお風呂大好きですよね。
では、どうしたらよいのでしょうか。
ポイント①
浴室や脱衣室を暖かくする
ポイント②
お風呂のお湯は40度以下

上記の2つが大切なポイントになります。

ポイント①について、更に理想を求めると、
居間や居室の温度

廊下の温度

脱衣室・浴室の温度

上記の各温度差が少ないほど安心です。
例えば居間が24度であれば、廊下や脱衣室が
21~22度位あるのが理想的です。
これを、温度バリアフリーと呼んでいます。

そのためには、家自体の断熱性能が高くないといけません。
断熱性能の低い家では、光熱費がかかるだけでなく、
暖房をしても、部屋間の温度差が埋まらず、
床と天井の上下の温度差も大きくなります。

冬場の毎日、命がけのジェットコースターに乗らないために、
しっかりとした断熱性能のある家にすることが大切です。

※資料参照
東京ガス『話のたまご・2013年11月号』参照
よろしければ、下記サイトもご覧ください。
展示場から徒歩3分のご近所さんで、
S様邸の新築工事をしております。

S様邸の担当棟梁は、遠山棟梁です。
先日、現場に行きましたところ、
ちょうど、棟梁が階段の施工をしていました。

階段を一から加工して施工するには、
大工のありとあらゆる技量が必要です。

図面を元に、勾配等を計算し、原寸図を起こします。
差し金(曲尺:かねじゃく)を大工さんは駆使して、
正確な原寸図を作ります。
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その原寸図に合わせて、大きな板を
階段の段板の大きさに加工します。
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階段板が差し込まれる両側の板(ササラ桁)に
正確に墨を付けます(下書きの線をひく)。
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そして、鑿(のみ)を使って、彫り込んでいきます。
廻り階段の場合は、親柱も段に合わせて刻みます。
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そして、階段を組み上げていくのです。
階段は、加工したものがそのまま仕上がりになり、
まさに『一発勝負』で大工が仕上げていきます。

最近では、工場で加工された階段を、
ドライバーで組み立てていく『ユニット階段』が
多くの家で使われていますが、
こもだ建総は、大工の手作りのお階段にこだわっています。

ユニット階段の場合は、型がある程度決まっており、
設計の自由度やデザイン性を反映した階段はできません。
また、将来不具合が起きた場合に、部品の製造が
終了していることも多く、直すこともできないこともあります。
そして、合板の階段の場合は、接着剤の劣化や
健康面も不安が出るのではないかと思います。

その点、手作りの階段は、デザインも自由ですし、
将来のメンテナンスも不安がありませんし、
合板と接着剤に頼った材料を使わなくて済みます。

多くの建築会社で、ユニット階段を使うには
理由がありあるのです。
それは、
・階段を一から加工して作れる大工がいない
・加工から完成までに時間がかかる
が、大きな理由だと思います。

こもだ建総は、専属の大工が作ります。
そして、次世代の棟梁を、育てています。
S様邸の現場にも、今年入社した
20歳の見習い大工の齋藤君が、
遠山棟梁の下で修業をしています。

こうして、技術を伝承していき、
数年後には階段の施工ができる棟梁に育っていきます。

こもだ建総の創業者・菰田勇司は、大工です。
創業者の家に住み込みで修業した大工が棟梁になり、
その棟梁が、更に棟梁を育て、
今活躍しているこもだの大工は、創業者の
孫弟子・ひ孫弟子になっています。

いい家をつくるには、いい大工をつくる。
こもだ建総の背骨というべき部分です。
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お盆休みを頂いて、家族で旅行に出かけました。
前々から、絶対に一度は広島に行こうと決めていました。
来年長女が大学受験なので、今年がラストチャンス!と思い、
思い切って行ってきました。

最初に向かったのが、広島平和記念公園と、
平和資料館、そして原爆ドームです。
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心の整理がつかず、多くは語れません。
とにかく、日本人なら、地球の人類なら、
見に行き、感じ取ることが絶対です。
知識としては、当然原爆のことや放射能のことは
多少は知ってはいますが、
その場の空気や、その瞬間の惨劇の痕跡を
直接感じとることで、平和の尊さを有難く感じます。


2日目は、宮島に行きました。
潮の満ち引きを、計算しつくして、
美しく、厳かに、神様を祀っています。
世界屈指の神殿です。感動しました。
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最終日は、広島城に行き、隣接するひろしま美術館に
林明子絵本原画展に出かけました。
林明子さんの絵本は、子どもが小さいころよく読みました。
家族みんな大好きで、特に子供の生き生きとした表情が
とっても素敵な絵本がたくさんです。
有名なのは【はじめてのおつかい】でしょうか。
『ぎゅうにゅう ください!』
表情がたまらない絵本で、きっと好きな人も多いはずです。
入口に、大きな絵と、あの牛乳が置いてあり、
テンションが上がりました。
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そして、今回の旅行の〆は・・・
広島と言えば、この旨さですね!
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日本の住宅の寿命は、
国土交通省の統計によれば、約30年だそうです。
アメリカは50年とも、イギリスでは100年とも
言われている住宅の寿命ですが、
日本は極端に低くなっています。

ですので、国も「長期優良住宅」や『フラット35』など、
長寿命を前提とした基準を作り、
各住宅会社は、それにならって家を作ることによって、
長寿命な家をたくさん作る方向になってきています。


では、長寿命な家を作るには、どうすればよいでしょうか?
・骨組みを太く 
・バランスの良い設計 
・耐震金物  
・長期優良住宅の仕様でつくる
・メンテナンス計画
・断熱性を高める  
・・・・・・・
要素をあげれば、数限りないと思います。


誤解を恐れずに言うなれば、
構造的なことや設備的な、いわゆるハード面については、
「●○工法だから安心!」
「うちの会社が一番です!」
「長寿命●○工法」
みたいに宣伝すること自体、
ちょっとおかしいかなと思います。


ハード面で長寿命の家にすることは、
前提条件にすぎません。


国の基準で作れば、それだけで長寿命だなんて、
おかしいと思います。

もちろん、国の基準を守るのは当然ですが、
もっと言えば、国の基準なんか関係無しに、
「どうすれば家が長持ちするか」を
真剣に考え、実践をし、
それが法律や基準に合致しているか
チェックするのが本筋だと思います。


ギリギリ基準を守って
「長期優良住宅」だなんて、あり得ません。


ハード面は、できて当たり前。

では、本当に家を長持ちさせるにはどうすべきか。


私の考える、一番長持ちする家とは・・・
それは、ズバリ!
「愛着を持てる家」です。

人間は機械や物と違って、
感情があり、感性で生きている動物です。

ハード面をしっかり作った家でも、
愛着がなければ、家に飽きてきたり、不満が出てきたり、
新しいものが出るとそっちが良くなったりと、
結局は、『ポイッ!』
家を手放すことになるのではないでしょうか。


家を建てるときは、
新しい家でどんな生活をしたいか、
どんな未来を作っていきたいか
自分らしさをどのように表現するか
などなど・・・

しっかりと自分と家族を見つめて、議論し、
とことん案を練り上げていくことが必要です。



そして、もう一つ大切なのは素材です。
建てた時が一番素晴らしく、
その後は、劣化の一途をたどる家では、
愛着どころか、嫌になってきませんか?


無垢材や自然素材は、化学建材とと違って、
時間がたつにつれて美しくなってきたり、
丈夫になってきたりするものがたくさんあります。

そうすることで、家に愛着が湧いて
くるのではないでしょうか。



愛着があるものは、手放したくないですよね。



この業界で21年仕事をしていて、
「愛着を持てる家」とは何か、
そのことばかりを考えています。
毎朝の会社周辺の清掃活動、
私は会社裏手の田園地帯を担当しています。

『今日はいつもより吸い殻が多いな』
と思いながらゴミ拾いをしていると、
道路にロープみたいなものが落ちていました。
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近づいてよく見てみると・・・
ロープが突然動き出しました!

川口浩探検隊でアマゾンの洞窟に行かなくても(古!)
こんな身近で蛇を発見できました。


タイトルの
『優しい心と謙虚な心』は、
私の中学の恩師が、卒業の時に
色紙に書いてくれた言葉です。

先日、恩師もお越し頂いて、同窓会をしました。
同級生が、今春教頭先生に昇進して、
そのお祝いで、集まりました。

恩師から、色んな話を聞くことができました。

教頭に昇進した同級生と、集まったみんなに向けて、
あの色紙の意味を教えてくれました。

君たちは、45、6歳になって、職場でも家庭でも、
責任ある重要なポジションになっていると思う。
このポジションは、そういう年齢になったから、
廻りの方が与えてくれたポジションなんだよ。
自分でなったんではなく、
周りの人が与えてくれたポジションなんだよ。
だから、大変だとか、辞めたいとか、逃げたい・・・
そんなことを言ってはいけないんだよ。
自分でなったんでなく、与えられたんだから、
そんなこと言ったら、驕っていることになるんだよ。

うまく表現できなくて申し訳ないですが、
この様なことを仰っていただきました。
『謙虚な心』
今更ながら、こういう事だったんだと気づかされました。

同窓会は、集まったメンバーはみんな、
中学生のキャラクターそのままに大人になっていて、
楽しい時間を過ごすことができました。

先生、ありがとうございます。
新米教頭、頑張れ!応援してるよ!

私は、昭和47年生まれ、『団塊ジュニア』世代、
中学のクラスが10クラスあり、
小学校は図書室を改装して教室にして
図書室はプレハブ小屋・・・
そんな時代に生まれ育ちました。

そして、日曜の朝の楽しみ
(後に金曜夜の楽しみ)
と、言えば『ドラえもん』でした。

妹と協力して、ドラえもん全巻揃えて
今も実家に行くとたまに眺めています。

きっと、私の世代の人は、
『ドラえもん』で一晩語れる人も多いのでは・・・

未だに心に残る感動の名場面も
沢山あります。

その中で、私の中の一押しをピックアップしました。



『さよならドラえもん』
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『のび太の結婚前夜』
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『あの日あの時あのダルマ』

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長編『のび太の恐竜』
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やばい、泣いてしまいそうです!



笑いすぎて涙が出た、一番のお気に入りは、

『ジ~ンと感動する話』
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子供の日に小川町にある
埼玉伝統工芸会館に行ってきました。

埼玉県の伝統工芸を、実物とパネルで
分かりやすく紹介されている施設です。
埼玉でひな人形と言えば岩槻と鴻巣が有名ですが、
所沢、越谷でも伝統的につくられています。
桐の箪笥は春日部ですね。
行田の足袋、加須の鯉のぼりの展示もあります。

そして、小川町と言えば『和紙』ですよね。
そこで、和紙作りの体験をしてきました。
よくテレビで見る、大きな四角い木の枠を持って、
水の中でタプタプさせるのを、
やってみたかったからです。

タイミングよく木枠を左右に振っていきます。
私より息子の方がセンスありそうです。
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薄く漉いた和紙に、草や花で飾り付けをします。
こちらは、自分より妻のセンスが抜群です。
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この後、乾燥と仕上げをしたものを、郵送してくれます。

小川の和紙は、『細川紙』という伝統的な紙漉きです。
ホームページを引用します。↓
細川紙は、埼玉県小川町・東秩父村で古くから継承されている伝統的な手漉(てす)き和紙です。その技術は昭和53年に国の重要無形文化財に指定され、平成26年にはユネスコ無形文化遺産の保護に関する条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「和紙」(石州(せきしゅう)半紙(ばんし)・本(ほん)美(み)濃(の)紙(し)・細川紙)として記載されました。
この地域における和紙の歴史は、8世紀に遡るといわれています。江戸時代になると、大都市江戸の住人や商人が増え、紙の消費も増加しました。この地域は紙の一大消費地である江戸に近いため、江戸時代中期に紀州細川村(和歌山県)で漉かれていた細川奉書という良質な紙の技術がここに伝えられました。そして、細川紙の生産量は大幅に増加し、ここは紙の名産地として栄えました。
細川紙は、国内産の楮(こうぞ)を原料とし、伝統的な方法と用具で作られます。楮の内側にある長い繊維は強靭で、流漉きによって楮の繊維が絡み合い、丈夫な紙になります。耐久性が細川紙の大きな特徴の一つです。


楮(こうぞ)を育てるところから、
枝を切って皮をはいで乾かして、
煮て、叩いて、洗って、
今度はトロロアオイを叩いて
和紙に欠かせないい粘りを混ぜ、
やっと紙漉きになります。
本当に、ものすごく手間がかかっています。
それだけに、出来上がった細川紙は、
見た目が綺麗ですし、
丈夫ですし、手触りもいいですし、
何とも言えない感覚です。

日本の伝統工芸の、奥の深さを感じました。
自然の恵みを、村人たちが共同作業で、
枝一本から立派な和紙に仕上げていきます。

そこには、自然の崇拝や、勤労精神や、
自分本位ではない共同作業の尊さなど
日本人の素晴らしさを感じます。

あまりにも便利で早くて安くてを求めすぎる今の世の中、
こんな素晴らしい伝統が
消え去ってしまうのではないかと心配です。
日本の伝統は、日本人が守っていく責任があると
強く感じた子供の日でした。