「心ちゃんっ!」
呼ばれて振り返った
君の手を掴んで
グイッと引き寄せる。
そして
頬にキスをした。
柔らかい感触が
唇に伝わる。
ドクン…
目を閉じて君を感じてから
余韻を残すように
そっと離れた。
「おやすみ」
恥ずかしさを隠すように
くしゃくしゃっと
その髪に触れる。
『う、うんっ。
おやす…み』
君は再びマンションの
階段を登り始める。
姿が見えなくなってから
僕もタクシーに乗った。
ドクン…ドクン…
鳴り止まない心臓。
そっと唇を抑える。
まだ残る君の感触。
早まりすぎたかな。
君の気持ちなんて
考えもせずに。
ただ欲望のままに触れた。
理性を抑えられない程の衝動が
僕の中でくすぶっている。
だめだ、
もっと君のこと大切にしないと。
離れているからこそ
焦ったりなんか
しちゃいけないのに…
落ち着け、自分。
9月は日本での活動の準備で
忙しくなった。
生放送、リリイベ、アルバム発売、
音楽番組の撮影、ライブの準備。
何度も韓国と日本を往復して
正直疲れることもあったけど
それだけ充実した毎日は
幸せなことだ。
忙しい間にも
連絡は絶やさなかった。
あれから毎日君のことばかり
考えていたから。
あの瞬間を思い出すと
今でもこの胸は
ドキドキと心地良く鳴る。
けどこんな毎日じゃ
次に会う予定も立てられなくて
会える距離にいるのに
会えないもどかしさが
君への気持ちを一層募らせた。
Twitter▷▷「_DazzlingBoy」
