〜SHINee's story〜 -11ページ目

〜SHINee's story〜

Taemin's story&Onew's story連載中

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インターホンまで
手を伸ばした時






ー ガチャッ!



「ぉわっ!」



いきなり扉が開いた。

目の前にはびっくりした表情の君。



『少し遅かったから
迷ってないか心配したの』


「え、いや、うん。大丈夫」


エプロンを付けた
君の姿が女性らしくて
思わず動揺してしまった。


『どうぞ』


「お邪魔します」


少しだけ続く廊下の
右手にキッチンがあって
その先に7畳くらいの空間が1つ。

白をベースとした
綺麗にまとめられた部屋。

凄く、君らしい。


『狭くてごめんね』


「いや、全然」


『ご飯用意するから
そこ座ってて』


二人掛けのソファーに
腰掛ける。

目の前にはテレビ。

座った位置から左手に
キッチンが見えた。

アロマキャンドルや
写真立て、観葉植物が
部屋のあらゆる所に
並べられている。

用意されたスリッパも
白くてモコモコ…

如何にも女の子らしいな。













『口に合うか分からないけど…』


そう言って君が
テーブルに運んで来たのは


「チキン!」


『うん、唐揚げ。

それは昼間にお母さんが来て
作ってくれた分の残りなの(笑)』


「鶏肉大好きなんだ⌒▽⌒」


『そうなの?

それなら良かった』


「これは?」


『肉じゃが。

和食の1つだよ』


「心ちゃんが作ったの?」


『うん、唐揚げ以外は
私が作った。

多いと思うから残していいよ』


「どれも美味しそう」


まさか君の手料理が
食べれるなんて、

出会った頃の僕は
予想しただろうか。


「いただきまーす⌒▽⌒」


正直、美味しくなくても
美味しいって
言おうと思ってたんだけど


「ん~ 맛있어!

本当に美味しい!」


『良かった』


僕の隣でふわりと笑う。

なんか
夫婦っぽいなこれ。

こんな料理が食べれたら
君の旦那さんになる人は
本当に幸せ者だ。









「ごちそうさまでした」


出してくれた料理は
全てたいらげた。


『凄い、良く食べれたね』


「美味しかったから
ペロリだったよ」


『ふふ^^』


嬉しそうに笑う君を見て
僕も嬉しくなる。


『片付けちゃうね』


「手伝うよ」


料理のお礼に
洗い物を手伝った。

狭いキッチンに
二人で並ぶ。

時折ぶつかる柔らかい腕が
僕の気持ちを揺さぶった。





















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