知りたい一心で
『今日の恋愛運は最高!!と言う朝の占いを見て安心しながら眠りにつく』
もちろん起きたら一日が終わっているビコーズのヨネサンです。
「外見からのイメージ」ってあるじゃないですか。
釣り目の人だと性格きつそう、とか。
垂れ目の人だとやさしそう、とか。
太ってる人だとケンカ止めてくれそう、とか。
靴下履いてない人だと石田純一みたい、とか。
そういうの。
どういうの?
まぁ、そういうのです。
先日、仕事の関係でものすごい男前の人と知り合いまして。
ホリが深くて、ヒゲが濃くて、マユ毛がきりり。
右耳だけにピアスで、坊主頭で、筋肉質のタンクトップ。
と、そんな感じで
まあホントにすごい男前の人なんですけど、
なんて言うか、上記の外見の要素をつなぎ合わせていくと
ボクの頭にひとつのイメージが浮かび上がって来まして。
『もしかしてゲイの人ですか?』
いや、これね、ホントに、別にゲイだからどうだってわけじゃないんです。
もしそうなら友達になれないとかでもなくてね。
あくまでボクのイメージというか、先入観というか、
そういうのでボクが勝手に思い浮かべてしまっただけで
ホントに失礼な話なんですけど、
でも。でも浮かんでしまったものは仕方なくて
そこんとこはっきりしたいわけですよ。
他意はなくてホントにただ意思疎通したいだけなんですよ。
例えば、猫の9割は寂しがりやって言うじゃないですか。
言うんです。ってことで進めますね。
でも猫に直接聞いたわけじゃないから分からない。
もし猫としゃべれるなら、ホントにそのイメージはあっているのか聞きたいわけですよ。
つまりはそういうことです。
イメージ通りなのかどうか確かめたい。
その衝動に駆られてしまいました。
でもね、面と向かってあなたゲイですか?って聞けないわけですよ。
違ってたら失礼な話だし、もしそうなら、それでどうするってなるわけで。
だから、あれですよ。
ボク、仕方なく、飲み会で隣の席に行きまして、
あれですよ。
軽く体を摺り寄せてみたりしましたよ。
どういう反応をするのかなって。
手とか何気なくふっと触れてみたりしたんですよ。
意識するのかなって思って。
すごく失礼な話なんですけどね。
確かめたい一心ですよ。
純粋な探究心なわけですよ。
でもね、そういうことをしながら思ったんです。
あ~~~、これじゃあ、まるでボクがゲイみたいだなって。
好青年
どうも治ったと思ったらまたやられたビコーズのヨネサンです。
飲み屋で好青年に出会う。
さわやかな二十歳の美少年。
もてるでしょって言ったら、
「ええ、もてますね」
って素直な返事。
ストレート過ぎて逆に好感をもってしまう。
お酒を飲みながらどんな恋愛してたの?って聞いたら、
「2年くらい付き合ってた子がいたんですけど別れました」
って素直に返答。
なるほどなるほど。
やっぱり若い頃ってのは簡単に恋なんて終わっちゃうよねぇ~。分かるわ~。
で、何で別れたの?
「むこうの事務所といろいろあったりしたので結局別れました」
なるほどなるほど。事務所ね~。分かる分かる。で、どこの事務所?
「イエローキャブですね」
なるほどなるほど。
分かる分かる。イエローキャブってあれだよね。グラビアなんかであれのあれだよね。
「そうですね。グラビアなんかのあれですね」
なるほどなるほど。
そのイエローキャブの子と付き合ってたんだ。
「そうですね」
なるほどね~、ん~~、何ていうか分かりません。ちっとも分かりません。
何だか急にその男の子が大人に見えてしまいました。
っていうか10代でイエローキャブの子と付き合ってたら、
残りの人生どうすんの?ってなるわけですよ。心配ですよ。
あとは何?20代でハロプロ?30代で女子アナ?
最終的には皇室の人とかと結婚するわけですか!?どうなのさ?
って、いらん心配してるふりしながら、
気付けば尊敬のまなざしでその好青年を眺めていましたとさ。
めでたくないめでたくない。
デトロイト
ギャップがある人はもてるって言うけれど
『何故かお尻がかぶれて今日は一日中肛門のあたりがかゆくてたまらなかった』
どうもビコーズのヨネサンです。
人通りの多いところでお尻をかきたくなったらどうしたらいいんでしょうか。
堂々とかけばいいんでしょうか。
ガードレールの角に腰を下ろすふりをして誤魔化せばいいんでしょうか。
常識ある大人として何かを試されている気がしてなりません。
人類が抱える共通の悩みですよね。
レストランの話。
あ、前半のお尻の話は全然関係ありません。
レストランの話。
東京のとあるレストラン。
ボクが一人で食事をしていると「綺麗め系オシャレ男3人組」が入って来た。
いかにも東京って感じの3人組。
そのうちの1人はオシャレな車のキーをジャラジャラさせている。
ボクはなんだかムカついてしまう。
ホストって程ではないけれど、「俺達けっこうモテマスよ」って感じがぷんぷんする。
そんな3人組がボクの席の目の前に座り、高くてオシャレな肉料理を注文する。
なんだかさらにムカついてしまう。
注文を終え車のキーを持っていた男がしゃべり始める。
「やっぱす、オラの運転はぬっぽんいつだっぺよぅ」
ボクは飲んでいた水を思わず鼻からふき出してしまう。
「すんなことねえっぺ、オラの方がいっぺさ」
見た目のオシャレさとは対照的に、ものすごい訛りで会話を始める3人組。
茨城弁か、栃木弁かは分からないけど、大きな声で談笑している。
何を言っているのかはあんまり分からない。
急にこの3人組が好きになる。
東京ってだけで劣等感を感じてしまい、地方ってだけで優越感を感じたからなのだろうか。
だとしたらボクのなんたる小ささか。
でもそれが正直な感じ方なのだから仕方ない。
くだらない理由で人は人を嫌いになるし。くだらない理由で人は人を好きになる。
人間って自分勝手な生き物なのさ。
そんなことを思いながらレストランを後にした。
ちなみに後から考えたら、3人組が頼んでいた肉料理は
肉料理って言うだけでそんなに高くもないし、オシャレでもありませんでした。
って言うかそもそもガストだし。
人を愛するっていうのは
『自分の脱いだ靴下のニオイを何故か嗅いでしまう』
どうもビコーズのヨネサンです。
自分のニオイは許せるけど人のニオイは許せない。
人間って不思議ですね。
電車に乗ると周りの人の匂いに吐き気を感じてしまう。
いろんなオヤジさん達のどうでもいいニオイがわんさかとてんこ盛りされている。
100円ショップのダイソーかって感じ。
あ、例えが分かりにくい。
要するにドンキホーテみたいにいろんなもんが押し寄せてくる感じっていうか。
同じこと言ってるのに、長くなっただけね。
つまり「要するに」とか言って「要せてない」大人が世の中には多いってことです。
話が明後日の方向に行っちゃってので元に戻しますと。
今日、電車の中でふとオトンのニオイがした。
全然、見知らぬおっさんがつけてたポマードがオトンと一緒だったってだけなんだけど。
急にその見知らぬおっさんがいとおしくなって
途中で電車を降りてそのおっさんの後を追いかけた。
意味なんてないし、話しかけるわけでもないんだけど。
10分ほどただその見知らぬおっさんの後をつけた後で、冷静になる。
駅に戻ってはじめの目的地を目指す。
それだけの出来事。
嗅覚って言うのは脳みその中で記憶をつかさどる部分に近いらしい。
だから懐かしい匂いを感じると
ふと昔の記憶がよみがえるっていうのはそういうことなんだと。
これは何かの本の受け売り。
恋愛はその人のニオイを許せるかどうかだと思う。
これは自論。
冷めて来ると急に旦那のニオイがむかつくって、離婚したおばちゃんが言ってた。
あ、やっぱり、これもバツイチのおばちゃんの受け売りでした。
それにしてもおっさんをストーキングしたのははじめてのこと。
TRKKR
「妹の半分しか月収がない」
どうも。ビコーズのヨネサンです。
ランチの話。
今日の昼ごはんは中華を食べた。
人通りの少ない路地で見かけた古ぼけた中華屋さん。
『日替わり定食600円・ごはんおかわり自由』
の看板にいざなわれる。
漫画ニッポン昔話みたいなてんこ盛りごはん3杯食べてやる。
気持ちはそんな感じ。
でも自分が思い描いている現実なんて甘過ぎるってことにいつも後で気付かされる。
ローソンで売ってるくるみカスタードまん並に甘ったるい。
あれはホントに甘い。どうでもいいか。まぁ日替わり中華定食の話もどうでもいい話ではあるけれど。
でも中華の話。
出てきた日替わり定食。
オカズがね、タマゴでした。
ダマゴを中華風に炒めたタマゴでした。
醤油味ベースにされた大量のタマゴでした。
卵のみでした。
「ええ~!!」ってなって。
え、これをオカズにごはんをおかわりしていいよって言われても、
一杯食べるのも苦しみまして。
人は焼いた卵を目の前にこんなにも唾液は出ないのだろうかと思うほど
ひたすらしゃこしゃこしゃこしゃこ。
卵→ごはん→卵→ごはん→卵、を繰り返す。
せめて生がよかった。
焼いた卵はパサパサしてて、ごはんと食べるのはつらいです。