…………10分後。
「ふぅぅ~やっとあったー、ごめんな、荷物持たせて」
男の人が川から上がってきた
「そのバック、大切な書類入ってるからさ、ベンチに置いとくの怖かったからさ、ごめんね」
男の人は綺麗な顔で私を見てる
そう思うとすごく恥ずかしい、恥ずかしすぎて顔をそらした
「だ、大丈夫です。」
私は背広とかばんを渡した
「お礼にお茶でもおごるよ♪」
男の人が優しい笑顔で笑った
・・・・だけど
「ぃえ、大丈夫です。」
行きたいけど、明日テストなんだよー!!追試の!!
こんなチャンス二度とないかもだけど勉強しないと本当にやばいんだって!!
「そ、っか…それは残念」
え?
「残念??」
私はその言葉に少しドキッとしてしまった
「そう、残念。じゃぁね…はい、これ」
男の人は四角い紙を私に渡してきた
「…名刺?」
「そう、俺の名刺。電話番号乗ってるから暇なとき電話してよ、お茶おごるからさっ。じゃぁね」
男の人はそれだけ言うと走ってどこかへ行ってしまった
「…」
私は名刺を眺めながら家に帰った
名刺から分かったことは
名前が 佐伯 直人 さんだってことと
驚くことにお姉ちゃんと同じ会社に勤めているという事だ。
家に着いて、佐伯さんのコト、お姉ちゃんに話そうかと思ったがやめた。